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ジョブ型とメンバーシップ型、どう違う?

年功序列や終身雇用などの制度が維持できなくなり、ジョブ型雇用に転換する企業が相次いでいます。

この2つの雇用制度の違いは何となく理解していても、その違いをクリアに語るのは難しいときもあります。改めて違いを確認してみましょう。


定義を確認してみよう!


まず定義から確認していきましょう。ジョブ型雇用は、特定の役割や職務に基づいて雇用され、その役割の遂行に対して報酬を得る形態のことを指します。一方、メンバーシップ型雇用は、組織の一員として雇用され、組織全体の目標達成に貢献することが期待される形態のことを指します。

雇用形態の特徴は何か?


次に、これらの雇用形態をどのような視点で考えるかについて説明します。ジョブ型雇用では、個々の職務が重視されます。つまり、特定のスキルや専門知識を持つ人材が求められ、その人材が職務を遂行することで組織の目標達成に貢献します。一方、メンバーシップ型雇用では、組織全体の目標達成が重視されます。つまり、個々の職務よりも組織全体の目標達成に向けたチームワークや協力が求められます。

どちらが雇用として安定している?


また、雇用の安定性の観点からも違いがあります。ジョブ型雇用では、職務の遂行能力が評価の基準となるため、スキルや知識が時代の変化に対応できないと雇用が不安定になる可能性があります。一方、メンバーシップ型雇用では、組織への所属と貢献が評価の基準となるため、比較的雇用が安定していると言えます。

以上の視点から見ると、ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用は、雇用の形態、評価の基準、雇用の安定性など、多くの面で違いがあります。しかし、どちらの形態が優れているとは一概には言えません。それぞれの組織の目標、文化、戦略などにより、適した雇用形態は異なるでしょう。組織は、自身の状況に最適な雇用形態を選択し、それに合わせた人材管理を行うことが求められます。

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