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所蔵品のご紹介6 ~エジソンの蓄音器

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
 このところずっと、詩のご紹介を続けてきましたが、今日は、とても珍しい「エジソンの蓄音器」をご紹介します。

 以前にご紹介した「大型オルゴール」が廃れてしまった原因の一つに、「エジソンの蓄音器」が発明されたことがある、と言われています。

 1877年に、「生」ではなく「音楽」等を録音して再生する機器としてエジソンが「蓄音器」を発明しました。最初の録音は、「メリーさんの羊」だったと言われています。

 「エジソンの蓄音器」は、ざっくり言うと、円柱の「蝋管」に音を深さで刻み、それを針でなぞって再生される構造になっています。(本当は、もっと複雑な仕組みの様です…)

 その「エジソンの蓄音器」が、当館にあります。これも故小黒恵子が生前に購入されたものです。
 まずは、その貴重な音色(ハニーボーイ)をお聴きください。(映像は、ちょっと手振れがあります・・・)

 いかがでしたでしょうか?
 少し雑音が多いですが……とても貴重な「音」です。

 蝋管は、本当に消耗品で・・・一回かけると、蝋が削れて、周りに白い蝋がたくさんつきます。

楼

針もお見せします。真ん中より少し下の辺りについています。

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 コロナが収束したら、ぜひ、記念館で本物をご覧ください。
 蝋管がかなりの消耗品なので、なかなか、実演は出来ないのですが・・・

 さて、次からは、小黒恵子の処女出版された「童謡集:シツレイシマス」の詩をご紹介します。(S)


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