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PV発電所 発電量と温度の関係

今更ながら、
太陽光発電所の温度特性についてまとめてみました。

普段、発電量のシミュレーションは触ることがないので
Solar Pro トライアル版をインストールしました。
トライアル版は30日間無償お試しができます。
この期間、遊び倒したいと思います。

まず、架空の発電所を用意しました。
●AC容量:500[kW]   ●DC容量:594[kW]
●パネル:ジンコソーラー270[W] × 2200[枚]
●配列:55[枚] × 4[段] × 10[列]

架空発電所平面図

真南向き! 平面! 影なし! 好条件すぎ…。
※地点は子午線が通る明石を選んでみました。

せっかくなので、
PCSを分散型と集中型と用意して発電量を予想しました。
※使用機器は私の独断と偏見でSとDは選びませんでした。

●架空発電所(A)
 ・PCS:HUAWEI  / SUN2000-50KTL
 ・22[直列] × 10[並列] × 10[台]

●架空発電所(B)
 ・PCS:TMEIC  / PVL-L500
 ・15[直列] × 100[並列] + 14[直列] × 50[並列]

発電量のシミュレーション結果はこんな感じ。

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発電量比較グラフ

予想通り、分散型のほうが少しいいです。
ここに "発電量 / 日射量" の折れ線を追加してみます。
1[kWh/㎡]あたりの発電量が分かります。

発電量比較グラフ(指数追加)

夏場が落ち込んでいるのが分かりましたので、
発電量のグラフを平均気温に変えてみます。

温度特性

やはり気温が高いと発電効率が悪いようです。
(半導体って高温のほうが電気抵抗が低いんじゃないの!?)
機器を冷やす・遮熱することが重要そうです。

簡単に太陽光発電電力量の温度特性をまとめてみました。
また、このシミュレーションを用いて
他の実験してみたいと思います。

それでは、また。

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