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これから太陽光の出力制御がある地域とその制御率

九州エリア太陽光の出力制御が増えていると
4月頃から話題になっていましたが、
九州エリア以外はどうなのか、
どこまで制御が増えるのか、まとめてみました。

●出力制御が発生しそうな地域
・北海道
・東北
・北陸
・中国
・四国
・九州

接続済みの太陽光設備に、
接続契約申込をしている太陽光設備が
全て導入された場合に出力制御が発生するエリアが
公表されています。

東京・中部・関西は需要が大きいため
まだ余裕があるようです。

●どれだけ制御されるのか
契約時のルールによって異なります。
各エリアによって少し違いますが、
主に3パターン存在します。

・旧ルール(30日ルール)
・360時間ルール
・指定ルール

ルールによって制御率も異なりますので
それぞれ見ていきます。

●旧ルールの制御率
・最大で12~15%程度と予想。

出力を上位30日分0kWと想定しました。
なお、指定ルールや360時間ルールより
優先して制御されることがあります。
オンライン化することで
このデメリットが解消されるかもしれません。

●360時間の制御率
・最大で18~22%程度?

出力が約50%(10時~14時停止)の日が
90日(360時間÷4時間)の想定。
事業者にとって嬉しい時間帯の出力がカットされるので
春は収入が期待できなさそうです。

●指定ルール
各エリアによって制御率が異なります。
※接続申込されているものが
 全導入された場合の制御率です。

・北海道:約50%
・東北 :約30%
・北陸 :約4%
・中国 :約15%
・四国 :約0.2%
・九州 :約30%

北海道の50%はさらに衝撃です。
既に制御が始まっている九州は
現在の制御率3%から30%くらいまで
増え続けるということです。

●制御が減る日がくるのか
出力制御量のシミュレーションは
2019年度の電力需要をベースに計算されています。
そのため、春のお昼の需要が増加すれば
制御は減るかもしれません。

また、各エリア間の連系線が増強されれば
これも制御が減りそうです。
が、連系線の増強はまだ先の話になりまそうです。

それでは、また。

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