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【インスタ運用】フィード投稿からフォロワー獲得に繋げるための4つの指標「SINF」とは?

こんにちは、SNS運用ディレクターのおぐりん(@ogurin__)です。

私はInstagramが大好きで、仕事でSNS運用を行いつつ、個人でもインスタメディアを運営したりして、ずっとインスタを見ています。

最近はインスタハックの方法だったり、メゾットを考えるのにハマっていて、その中で周りに共有して好評だった「SINF(シンフ)」というモデルについてご紹介できればと思います。

本日ご紹介する「SINF」は、フォロワー獲得を目的とした場合のモデルになります。

そもそも、フォロワー数をKPIにするべきなの?という議論はあるかなと思いますが、運用をしていく上でフォロワー獲得がKPIになった場合に、役に立つであろう4つの指標についてお話できればと思います。

SINF(シンフ)とは?

まず、SINFの説明をする前に、フィード投稿からフォローに至るまでのフローを説明していきたいと思います。

【フィードからフォローまでの流れ】
①フィード投稿を行う
②既存ユーザーからのエンゲージメント獲得
③発見タブやハッシュタグの人気順などの露出が増える
④投稿の詳細(キャプションやカルーセルの中身など)を見る
⑤プロフィールを見る
⑥フォローする

フィード投稿を行ってフォロワーが増えないのは、このフローのどこかに原因があると考えられます。

そこで、それぞれの項目ごとの課題を改善するために、4つの指標を考えました。

【フィードからフォローまでの課題を改善するための4つの指標】
1.保存数
2.インプレッションの経路
3.非フォロワーのプロフィールアクセス数
4.フォロー率

これらを一つ一つ改善していくことで、フィードからフォローまでのフローを強くできると考えています。

SINFとは、先ほど提示した、フィードからフォローまでのフローごとに改善するべき4つの指標のことを指します。

【SINF】
Save:保存数
Impression route:インプレッションの経路
Non-follow profile access:非フォロワーのプロフィールアクセス数
Follow rate:フォロー率

それぞれの指標の頭文字を取って【SINF(シンフ)】と名付けました。

SINFの考え方について整理すると、以下のようになります。

②エンゲージメントの獲得が課題→S(保存数)を上げていく

③露出の増加が課題→I(インプレッションの経路)を追って改善していく

④投稿詳細(投稿からプロフィールへのアクセスが少ない)が課題→N(非フォローのプロフィールアクセス数)を上げていく

⑤プロフィール(プロフィールからフォローに至る数が少ない)が課題→F(フォロー率)を上げていく

課題ごとに指標を立てて一つ一つ改善していくことで、質の高い投稿を行うことができるようになります。

なぜこの4つの指標が重要なのか?

なぜこの4つの指標を追うべきなのか、順番に説明していきます。

1.Save:保存数
エンゲージメントが課題の場合、保存数を追うべきだと考えています。なぜなら、現在Instagramが情報収集ツールとして活用されていることや、直近のアップデートの傾向(保存ボタンが様々な場所に追加されている)なども踏まえて、保存数がエンゲージメントの中で最も重要な数値だと考えられるからです。

リーチが原因で保存数を獲得できていない場合もあるので、保存率も併せて追っていきます。

2.Impression route:インプレッションの経路
露出の増加が課題の場合、インプレッションの経路を追っていく必要があります。「発見/ハッシュタグ/ホーム」など、どこからのインプレッションが多いのか分析していくのが良いでしょう。

その中で、最も重要なのが発見タブからのインプレッションで、この数値を引き上げることが、露出増加の課題を改善していくことになります。

なぜなら、露出の増加を狙うなら非フォローへのリーチを増やしていく必要があり、そのためには発見タブからのインプレッションを増やすことが必要不可欠になります。
ハッシュタグからも非フォローへのリーチを増やすことは可能ですが、日々の運用の傾向から、発見タブからのインプレッションを増やした方がリーチを最大化できると考えています。

3.Non-follow profile access:非フォローのプロフィールアクセス数
投稿からプロフィールへのアクセスが少ない場合、非フォローのプロフィールアクセス数を増やしていく必要があります。

ただ、非フォローのプロフィールアクセス数はインサイトでの確認ができず、正確な数値が取得できないため、以下の数値の伸び率で総合的に判断します。

・リーチ数
・プロフィールアクセス数
・非フォローのリーチ率

※判断ポイント:前週、前月に比べてリーチ数やプロフィールアクセス数が伸びているのか、前週、前月に比べて非フォローのリーチ率はキープできているかなど

4.Follow rate:フォロー率
プロフィールへアクセスしてフォローまで至る数が少ない場合、フォロー率を改善していく必要があります。フォロー率は、フォロー数 / プロフィールアクセス数で算出することができます。

どの順番で改善していく?

SINFはどの順番で改善していくのが良いのか。改善していく項目の順番ですが、保存数を増やすことで非フォローへのリーチも増える可能性があるため、フォローまでの流れの総数を増やすためにも、まずは保存数から順に改善していくのがおすすめです。


SINFの数値の取得方法

SINFでは、以下の数値をスプレッドシートにて取得していきます。

1.Save
保存数/保存率

2.Impression route
発見タブ/ホーム/ハッシュタグ/プロフィールからのインプレッション

3.Non-follow profile access
リーチ数/プロフィールアクセス数/非フォロワーのリーチ率

4.Follow rate
フォロー率

上記の数値は、全て投稿インサイトから取得することができます。

SINFのシートに沿って数値を取得していくことで、どの部分が課題なのか視覚的に把握することができます。
Twitterにてお声かけいただければエクセルを送付させていただきますね!)

SINFの数値を増やすためのTips

課題が明確になった後、どのように数値を改善していくのか。SINFを引き上げていくためのTipsをいくつかご紹介します。

■保存数を増やすためのTips
保存数を増やすためには、ユーザーが後から見返したくなるような、カルーセルで情報量の多い投稿を行うのが効果的です。

ただし、ただ情報を入れ込むだけでなく、質の高い情報を記載することが重要になります。

なぜなら、Instagram上で文字入りの投稿が増えたことにより、ユーザーの目が肥えてきていると感じています。

文字入り投稿が当たり前になってきている現在、より信頼性・専門性の高い情報を投稿していかなければ、競合との差別化を図れないのではと考えています。

また、「文字入りの投稿はメディア型アカウントだけでしょ?」と思っている方も多いかなと思うのですが、ブランドさんも文字入り投稿を行っている事例がたくさんあるので、おすすめのブランド型アカウントをご紹介します。


■発見タブからのインプレッションを増やすためのTips

これは全ての指標で活用できるTipsだと思いますが、伸びている投稿と伸びていない投稿の傾向を分析し、仮説を立てて次の投稿を行っていくことです。

私が運営しているインスタメディアで、SINFシートにて実際に数値取得を行ったところ、直近の投稿で発見タブからのインプレッションが少ないことが分かりました。

そこで、発見タブからのインプレッションが伸びた投稿と伸びなかった投稿の傾向を分析し、仮説を立てて次の投稿を行いました。

仮説を元に実際に投稿を行った結果、過去5番目に高い発見タブからのインプレッションを獲得しました。このように、分析し仮説を立てて投稿していくことで、より質の高い投稿が行えるようになります。

実際に仮説を立てて投稿↓


■非フォローのプロフィールアクセス数を増やすためのTips
非フォローのプロフィールアクセス数を増やすには、カルーセル投稿の最後の画像キャプションに工夫をするのがポイントです。


■フォロー率を増やすためのTips
フォロー率を増やすには、「プロフィール設計」が重要です。ユーザーは、プロフィール文、ハイライト、直近のフィード投稿などを見て、フォローする/しないの判断をするので、特に意識する必要があります。

また、Instagramはフォローをしていなくても、発見タブで自分の興味関心の高い投稿が自動的に表示されるため、フィード投稿のみのキッカケではフォローにまで至らない可能性も考えられます。

そこで「ストーリーズでお得な情報を発信中!」など、フィード投稿以外のフォローのキッカケとなるような内容をプロフィールに記載しておくのはとても効果的だと思います。


さいごに

フィードからフォローに繋げるための4つの指標「SINF」いかがでしたか?SINFで投稿の目的、課題や対策が明確になると思うので、ぜひ活用してみてください!

「これはこうじゃない?」などご意見もお待ちしております。ぜひSNS運用者のみなさんとディスカッションしたいです!

Twitterでもインスタについて発信しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

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