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質問/答弁は原稿読み上げ合い、ではないと思う


ハタから見たら9割9分原稿読み上げ合戦であるわけなんですが、そんな自分も初めて傍聴で議会見た時は『なんじゃあコリャア』とあまりのつまらなさにおったまげたことがあります。


その時はたまたま某政党さんが、延々と港区にまったく関係ない政府の文句を延々と述べられてて、『え、港区いっこも関係なくない?』と感じたことがついこないだのよう。


自分がいざ、その場所に立てる権利をいただいくとですね、立場が違うと感覚が違うのは当然のことでありますけども、『誰に聞いてもらいたいか』が明確になるわけです。



どうも3パターンあるように感じます。

  1. 区長をはじめ役所の人に聞いてもらいたい

  2. 特定の支援者に向けてPR

  3. こんなにいい事言ってる自分、素敵やん?


議員になる前の自分、恐らくこの3パターンのどれにもハマってなかったから『なんじゃあコリャア』になったんだと思うんだ。

どのパターンだろう


あれやこれや、色んな陳情を我々は受けます。雑談レベルからガチ相談まで。その中から『あ、これは質問に仕立てようかな』とか『これは質問には不向きだな』とか、色々あるんです。でもそのサジ加減は人によってバラバラで、とにかくバラバラで。


正解はないんですけども、色んな人の質問を聞いたりしていると、『ああ、ナルホド』と思うこともあれば『えええソレ違くない?』と思うこともあれば。自分がそう思うということは、自分のだって他の人にそう思われているという裏返しなんですけれどね。

なので、自分ができなかったことを他の人にお願いするのは常に心苦しいことなんですが、選挙関係ない時に議員がどんな質問したりとか、どういうテンションで発言してるのかのか、いわゆる『平常時』から追ってもらいたいなとよく思います。ただ問題は、議会で我々が淡々とやってることってとても地味なんですよね。でもどんな感じで何言ってるのか、何やってんのかを見て欲しい。

もちろん、↑で挙げた3パターンを駆使しながら、一所懸命声が色んなところに届くように、カタチになるように頑張るのが議員なのかもしれません。が、もちろん人間に向き不向きがあるように、議員にも向き不向きがあると思います。ちなみに自分は2と3が苦手です。


議員の果てしない承認欲求

我々議員という生き物、承認欲求のカタマリであることは間違いなく。何故ならそれが選挙における投票数に直結するするもんだから、『くれ!くれよぉぉぉ!』と注目も欲しければ実績も欲しい、そして票が欲しい生き物です。

可能な限りの多くの区民の方から共感を得る。これが常に課題なわけですが、裏を返せば簡単な方法がありますよね。煽ればいいんです。できないことを『できます』『やります』と言い、逆立ちしたってできない事を『みんなの味方です』と寄り添う姿勢を見せるだけで、ものすごく簡単に煽って共感を得ることはできます。

でも共感得たところで区を動かせなければ叫んでるだけの議員になってしまいます。なので、煽らないタイプだと『無責任な立場にはなれない』と、少し固い感じに見えてしまうのは仕方ないことなのかもしれません。言い換えると、慎重でしょうか。


これまで色んな人とお話をして、議会の質問は『主張の場』『今までにない事を答弁で引き出す絶好の議会』『公式に言う事で明らかにしたいことがある』などなど、各々が異なる目的を持ってその場に臨んでおるようです。

一応、選挙というシステムを勝ち抜いてきた議員は、ある意味戦う権利を得ています。一方的にフルボッコにしたいか、むしろ超絶な塩答弁で逆にフルボッコにされるか、つまりとっても『ヤラシイ世界』でもあります。


良い答弁をもらいたい

世の中の全議員がそう思ってることでしょう。『あれやってください』『わかりました!』というような、とっても明快なお答えを希望しているわけですが、そうは簡単にいきません。

何をどうしたらいいのかを考えながら質問を作文し続けるのが議員なわけですが、人によっては説得力を増そうとやたらと自分のケースを引き合いに出す事があります。よく聞きますそういうの。

私の何とかは何とかで〜
私の場合はこうだった〜

ここまでは全然いいんですが、『だから私にアレくれコレくれ』な三段論法になりがちなケースをよく見聞きします。なりがちどころか、ズバリそれ。

まぁ、自分も結構な割合で物言いがキッツイことがありますけれども、キッツイから塩答弁なのかしらとかふと思う時もありますけれども、日々精進でございます。


ただ、良い答弁をもらえるまでにはもちろん時間もかかりますし、質問の意図をハッキリ明確にしないとダメだなというのは理解しております。作文だけでどうにかなるわけじゃない。日々精進でございます。


こちら側の想いと、行政側の想いがギュッと詰まったもの。白ヤギさんがお手紙書いたけども、黒ヤギさんは読まずに食べるのか真摯な御返事くれるのか。読めてわかりやすいお手紙書きたいですよね。


こんなのはじめて…


今回、実は初めて質問書くのに苦戦しました。いや、質問することがないとかそういうアレではなくてですね、物理的な意味というか制限というか。つまり、時間がなくって。

いつもならもっと全然早い。質問通告だって〆切前日よりもちっと早い。


かんじちょー業務が想像以上に忙しく。いやはや、歴代のかんじちょーすげえわぁと思います。しかもみんなこれプラス街場のこととか色々でしょ?私そこまで器用じゃない。時間の使い方というか、なんでしょうね。


連絡網回すだけなんじゃねーの?的なことと思われがちですけれども、それだけではなくてね。自民党さん、今期は色々と考え事とか計画がありましてね。うふふ。そんな事ばっかりやってたらまあまあまあ、まったく時間がないの。


ほら、自民党さん変わるから。というかこの何年間かで確実にいい意味で変わってきてて、これからもっともっとキチンとするので。



まぁ、そんな事はどうでもいいお話。自民党代表質問と答弁内容はまた近日中にわかりやすくまとめてご報告します。


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