おぐ 学校の先生

英語教員。 学校の先生を15年近くやってきました。毎日ホームルームで話す内容をnote…

おぐ 学校の先生

英語教員。 学校の先生を15年近くやってきました。毎日ホームルームで話す内容をnoteに記録してみようと思います。読んでくださった誰かの心に届くことを願って。

最近の記事

いる or いらない の判断は実はレベルの高い選択。

「いる」のか「いらない」のか? 今日の志望理由書を書いてみようといった内容は、人によっては必要ない。 と、言われかねない内容です。 とりわけ、試験前の今のようなときには、試験勉強を優先したくなりますね。 しかし、 みんなは、必死に考えてペンを走らせていました。 自分と向き合っている姿を見たら、 将来の自分にとって「いる」ものということを、みんなは理解できるのだなぁと感じました。 これは実はすごいことです。 僕の息子などは、今「いる」か今「いらない」かでし

    • 大人として、自分自身も反省。「え!?それ環境のせいでは?」と思うこと。

      「え!?それ本人のせいではなく、環境のせいでは?」 と、タイトルのように思うことがあります。 例えば、 「うちの子勉強しなくって…」 では、大人は勉強している姿を見せているのか? 「近頃の若者はスマホばかり見て…」 では、 電車の中でスマホゲームばかりしているのは若者だけだろうか? 「Z世代は、根性がなくて…」 では、その上の世代は根性見せて変化の激しい今の時代に対応しようとしているのか? え?それ環境のせいでは?と思う今日この頃です。(自分自身にたいして

      • 共通テストまで、あと367日。 チョコチップクッキーが教えてくれる、勉強効率UPのために大事なこと。

        今日から、学校再開。という人も多いと思います。 私のクラスも始業式。 高校2年生の3学期は、高3の0学期と呼ばれ、受験まであと1年という意識を持つことが大事です。 勉強の効率をUPさせようと思っている人も多いこの時期。 やる気は、もちろん大事。 体調も、もちろん大事。 心身共に揃っているのが大事なのは言うまでもありません。 もう一つ、成績上位者が意識しているのは環境です。 チョコチップクッキーの有名な実験を知っていますか? どれほど環境が大事かということが身に沁み

        • 自分にとっての最大の敵は自分。

          自分の「頑張りたい」を邪魔して、 その想いの火を消すのは、 たいてい自分です。 家族も、 環境も、 友人も、 自分の気持ちに影響を与えてくるのは間違いありません。 それは否定しません。 でも、「もう無理だ」と思うのは最終的には自分です。 「こんなもんだろ」と自分の限界や目標を低く見積もるのも、自分。 さまざまな要因はあるにしろ、どんなに環境が悪くても文句を言わず、成長する人がいることを考えると、「俺の敵はだいたい俺。」というのは正解な気がします。 これは、み

        いる or いらない の判断は実はレベルの高い選択。

          それはそれ、と思える力は大事ですね。

          試験週間お疲れ様でした。 曜日によって、強化によって、できたり、できなかったり、 色々な思いをこの1週間でしたのではないかと思います。 大学入試、そして大人になってからも同じなのですよ。 大学入試、1科目目が上手くいかなかったとしても、2科目目で切り替えて頑張れるのが合格するには大事。 大人になって職場で、1つミスしても、次の仕事で挽回できるように「すみませんでした!」と頭を下げて、次に向かうことができるのが、信頼してもらうには大事。 大人になって職場で、

          それはそれ、と思える力は大事ですね。

          ラストスパートが上手い人、下手な人の違いとは!?

          さぁ、明日が中間試験ラストです。 試験勉強自体も今日の夜が最後ですね。 もちろん計画的に物事を進めることが非常に大事ですが、 ラストスパートが上手な人と、下手な人がいます。 ラストスパートが下手な人、油断して時間を無駄にしてしまう人の特徴は、 この試験が「ゴール」 だという人です。一方で、 ラストスパートが上手な人、最後まで油断せずに頑張れる人の特徴は、 この試験が「手段」「通過点」 だと理解している人です。 11月の模試で成果を残したい! 〇〇大学に行き

          ラストスパートが上手い人、下手な人の違いとは!?

          学力と視力

           学力と視力には関係があります。 文字が見える見えないの視力は勉強していると下がる人が多いですが、 僕の言っている視力は、 という意味での視力です。 未来を100%言い当てることは無理ですが、 明日の試験科目はこれ。 明後日はこれ。 考えてから動くことが大事です。 11月の模擬模試で〇〇に力を入れたいから、今回の試験で〇〇はこだわって勉強してみよう! 大学入試、あるいは大学進学後〇〇がないと自分の夢がかなえられないから、今回の試験勉強で〇〇に力

          4歳児、ふぐを知る。

          #夏の思い出 私には2人の息子がいます。 小学1年生の息子の息抜きはMinecraftやポケモン。 宿題が終われば、自由時間。 1時間の任天堂スイッチの時間が始まる。 その時間は、4歳の下の息子も、自由にYoutubeを見ることができる。そんな我が家のルール。 そこで、ハマったのが生物系の動画。 危険生物や、水中生物を捕まえる動画だった。 今振り返れば、そんな流れから、NHKのさかなクンの番組「ギョギョッとサカナ☆スター」にハマるのは必然だったように思う。

          4歳児、ふぐを知る。

          大事な人の努力を想像できると素敵ですね。

          努力は目に見えないものですね。 もちろん、頑張ったら成績がUPする。とかそういう部分はあります。 他人には目に見えなくても、自分では成長を実感するという部分はあります。 今回の話は「他の人の」努力は目に見えないところで積み重ねられているのだと気づくことの大切さについての話です。 土曜日に野球部の試合に行きました。 練習試合などは学校でやっていれば眺めることもありますし、 その他の試合の結果や頑張りも顧問や監督から教えてもらうことはよくあります。 ですが、 実

          大事な人の努力を想像できると素敵ですね。

          先生からの提案。「スマホから離れませんか?」Disconnectedのススメ。

          さぁ、週末がやってきます。 その後、試験の1週間がやってきます。 今日みんなに考えてほしいのは、「Disconnected」についてです。 Connectedは「繋がっている」ってことですね。 「Dis」connectedなので、「繋がってない、離れている」という意味です。 人々は(僕も含めて)スマホが現れた時、「いつでも、どこでも繋がれる!」と大興奮でした。 とても便利ですよね。 実際こうやってメッセージを送ることができているので、離れていてもみんなとコ

          先生からの提案。「スマホから離れませんか?」Disconnectedのススメ。

          優先順位のはなし 担任からひとこと

          今日は、子育て日記的な内容です。 僕の家では息子たちが赤ちゃんの頃から、夜は電気を少しずつ暗くして、 19時から絵本タイム。 遅くても20時過ぎには寝室に行くという生活をしています。 それは、子供の健康や成長を考えてはじめたことですが、親としては大変なこともあります。 仕事から早く帰れても、19時前。 自分がゆっくりご飯食べたくても、 疲れていても、 プロ野球の試合を見たくても、 子どもの絵本読みに付き合います。 何よりも、「子どもの好奇心を満たしてあげたい」という

          優先順位のはなし 担任からひとこと

          安心してください。賛否があるのが普通です。

          昨日、安部元首相の国葬が行われました。 新聞の1面にあったように、賛否が分かれていたようです。 国葬について、僕なりの意見はありますが、それはさておき、みんなに考えて欲しいのは、 「賛否があるのが普通」 ということです。 独裁的なリーダーがいない限り、どんな些細なことでも賛否は分かれます。 「寿司にしよう!」「え~焼き肉がいいなぁ~」 「歴史を感じに、京都に旅行しに行こう!」「え~渋谷で買い物がいいなぁ~」 と言ったような感じです。 身近な例では、 「文化祭で劇を

          安心してください。賛否があるのが普通です。

          学習のヒント:何をどれくらい、どうやって

          子育てをしていて思うことがあります。 遺伝子レベルで似ていても、兄弟と言えども、学び方はそれぞれ。 ましてや、兄弟姉妹でもないみんなはもっと学び方は違うはずです。 試験週間で自習が増えています。 そのやり方は人それぞれですね。 やり方が決まっていない人は大問題です。 50分あれば、英語の・・・をやって、答え合わせ復習。 30分あれば、数学の・・・を2周。 5分あれば、古語単語20個。 など、何をどうやってやるかが漠然とでも頭の中にある状態が理想的です。 もちろ

          学習のヒント:何をどれくらい、どうやって

          スマホのガラスフィルム交換から学んだこと

          みんなは連休中に何をしましたか? 部活動、趣味、勉強と充実した日々を過ごせたでしょうか? 僕はというと、スマホのガラスフィルムをついに交換しました。(もちろんそれだけではありませんが・・・) 出張中にうっすらヒビが入ってしまったガラスフィルム。急いで出張先から帰ろうとした時に胸ポケットからスルッと落ちてしまい、ヒビが入っていました。 ちょっとぐらいのヒビなので、替えなくてもいいかなぁ。 と思っていましたが、 連休ということもあり替えました。 今までは値段がそこそこ

          スマホのガラスフィルム交換から学んだこと

          「1」の意味を考えたい。

          台風一過、過ごしやすいというか、寒い日が続いています。 台風など自然災害の後に、 『〇人死亡、〇人行方不明、〇人ケガ』 などが報道されますね。 あぁ1人だったなら、大きな災害じゃなかったな。 とか、 あぁ1000人は大変な災害だ。などと、考えてしまいます。 でも、「1」は無機質な捉え方では被害が「少ない」を意味しますが、もしその「1」が自分の大切な人だったら、と考えると突如として意味が大きく変わります。 数字は便利ですが、数字は時に人間を思考停止に追いやると

          「1」の意味を考えたい。

          違ってあたりまえ。

          朝晩は寒くなりました。秋ですね。  今も、職員室の外から鈴虫の声が聞こえます。  僕は、 春は花粉症。  夏は汗のせいでアレルギー。  秋は稲などでアレルギー。  冬は寒がり、乾燥で体かゆい。  花粉症のせいでバラ科のリンゴや桃など大好きだったフルーツもアレルギーで食べれません。 と、春夏秋冬、激弱な男です。  でも、妻は、アレルギーなし。乾燥肌でもないので、僕の真反対。激強です。 僕が「かゆくて死にそう・・・」「寒い・・・寒い・・・」と言っている横で、「大げさな!」と

          違ってあたりまえ。