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46.0035 私の母を『お母さん』と呼ぶ娘😆

前回につづき、娘の保育園時代の思い出に残るエピソードを記録、キロク📒。

母が知り合ったHさん(これまでのnoteにも登場してきた、事業を引退されたダンディなおじいちゃん)は、奥様と一人娘様にも先立たれ、一人で暮らされていた。
 母は明るい性格もあって昔から周りに人が集まり、Hさんは母と知り合ったことで、いろんな人とも交流を持つようになっていたようだ。さらに私と娘もセットでくっついてきちゃったので、『娘と孫ができたようだ』とよく言ってくださり、特に私の娘には、甘々のおじいちゃんだった。
娘も『じいじ』といって、よく くっついていた。

娘の相棒となるペット、ボストンテリアの”ゴン太”を連れてきてくれたのもHさんだった。
そして、私が社会復帰人としてまだまだ駆け出しで、お給料は生活にも全然足りないことを知っていて、「出してやるわ」なんていう上から目線は少しも出さず、私が困っていると、さりげなく母を通して助けてくださった。
 その思い出のひとつが、ビデオカメラだ。
 その時の私では贅沢すぎて、絶対に自分では買えない、あこがれの電化製品が「ビデオカメラ」だった。
 娘の記録を、動画で撮っておきたいけれど、携帯すら持っていなかった私😭・・・。まずは携帯から持つべきだろう、というところだった。

 そこで、母とHさんが、私の知らないうちに、家電屋さんでビデオカメラを買ってきて、私にプレゼントしてくださった。

 すごく、うれしかった。
 
 保育園の行事には、いつも大切に持っていって、記録をしていた。
だけど、いつの年か秋の発表会の時、仕事が休めず行事に行けなかった。
 その時は、母が代わりに保育園に行ってくれた。
私が後から見ることができるように、と気遣ってくれたのだ。
機械オンチで操作が苦手な母が、私のために一生懸命ビデオを操作してくれたんだ、、と思うと、今はその気持ちが涙が出るくらい嬉しい。

私は、家では、母のことを「お母さん」と呼んでいた。
そうしたら、娘まで母を「おかあしゃん」と呼び始めた。
私のことは「ママ」と呼ぶ。

ある日、母が撮ってきてくれたビデオを見てみた。
そうしたら、発表会の舞台にあがった娘が
観客席でビデオを撮る母を見つけて堂々と
「おかあしゃーん!おかあしゃーーん!こっちこっち!」
と舞台の上から手招きして呼んでいるのだーー。
 母曰く、「あんなにたくさん若いお母さんたちがいるところで、〇〇ったら、『おかあさーん』って呼ぶから、恥ずかしかったわ~(笑)(笑)」と嬉しそうに話してくれた。
 確かに。自分がおばあちゃんの立場だったら恥ずかしいかもね!
 
そういえば、いつのまに、娘は「おかあしゃん」から「バーバ」に呼び方が変わっていったのだろうか。

そして、成長した娘は、私と母を紹介するときはきちんと「母と祖母です」と言ってくれる(当たり前か)。

 ひとつ、ひとつ、娘の成長の証を感じるたびに、
あの可愛い子供の声で「おかあしゃーん」と母を呼んでいたころのことを懐かしく思い出す。
昔は良かった という感傷ではなく、

   笑えるわ〜チームオオグチ!!って感じ😁

★☆今回もお読みいただき、ありがとうございます★☆
  全くの個人記録ではありますが、私の経験談のいくつかが
  お読みいただくどなたかの経験とも重なるかと思います。
 『どんなことがあっても大丈夫。自分で選んだ道の結果だから必ず何とかなる!』とようやく思えるようになりました。
 どこかにいる、こんな私と共鳴してくださっているシングルマザーのあなたを、私は応援しています!!

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