大団円!終わりよければ全てよし!-enogu 4th Anniversary Live -POSSIBLE-ライブ感想-
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ぴーなすです。
2022年3月5日(土)に立川ステージガーデンで『enogu 4th Anniversary Live -POSSIBLE- 』が昼夜2部公演にて開催されました。
私も両部に現地参加してきました。
本公演は、結成4周年を記念した公演であるとともに、2022年の活動テーマである「開拓」を軸に、”不可能”を塗りつぶし、”可能”を実現すること、その第一歩となるライブとされていて、毎度のことながら発表時から期待値が高いライブでした。
また、見どころとして「誰でも楽しめる総合エンターテインメントショーをする」と公言されていて、正直「なんぞやそれ?」って感じで、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのかも注目していました。
一部の席を980円(税込)で販売していたこともあり、初めてライブに行くといった人も多くいたそうで。気になった方が気軽に行くことができることも特徴でした。
もちろん、今回もニコニコ生放送で生配信を実施。冒頭部分は無料ということで、筆者はアーカイブは観てないんですが、冒頭といいながらも結構な長さで観ることができるそうです。気になった方はぜひ。
会場について
本公演の会場は立川の「立川ステージガーデン」です。
2020年4月にオープンしたばかりの新しい会場で、駅からも信号に引っかかることなく行ける利便性ばっちりな会場です。駅にルミネがあるのはもちろん、すぐ近くにIKEAもあるので暇つぶしもばっちりです。
個人的には、2020年の小倉唯さんのツアーで行く予定だった会場。残念ながらライブが中止になってしまったので今回初めて来ました。
とりあえず、新しいだけあって外観はやっぱり綺麗。肝心の会場内はというと、1階はフラットで会場自体はホールの括りになるとは思うんですがアリーナっぽい構造。意外と小さいなというのが印象です。2階もあるんですが、通常のホール2階席のような高さはまったくなく、むしろ1階より見やすいです。さいたまスーパーアリーナの200レベルみたいな感じでした。ステージ横にまで席があるので、2階も場所によってはステージ近くて当たりなんじゃないかなと思います。
【追記】
改めて座席画像を見返したら1階後方、2階前方、3階全席と、こういう情勢とは言えかなり削ってました。次の会場は豊洲PITの予定ですが、まだまだ3000人規模が現状目指すキャパなのかなと思います。
コロナ明け、会場を見誤らないで欲しいですね。
POSSIBLE(ⅰ)
今回はOPSEが生演奏でした。これ前々からやってほしかったやつ。民族っぽいドラムから始まったと思えば、どこか森のような、広大で神秘的な雰囲気漂う音作りでした。幕が開いてセットを見ると滝だったり森を意識している舞台で納得でした。今回はいつにも増してセットが作りこまれていましたね。
開幕はメドレーでスタート。メドレーって編成曲次第で盛り上がり方を変えられるし、ロックとダンスミュージックを混ぜたりして、ひとつの繋がりで複数の盛り上がりを作り出せるので素晴らしいですよね。
すでにもうドラムのタイヘイさんがテンション上がりきってて好き。キーボードの沙予さんも、表情にはそんなに出ないんですが身を乗り出すくらいでプレイしたりするので好きです。
タイヘイさんについては、昼夜通してサビのフィル以外はほとんど右手一本で叩いててですね。じゃあ左手は何してるんですか?って、ずっと曲に合わせてスティックをサイリウムみたく振ってました(笑)。一番楽しんでるやん。可愛い。ほんま好き。バンドメンバーの中でもきっとムードメーカー的存在なんだろうなと思います。
ライブ中はえのぐを見ているのと同じぐらいバンドメンバー(主にタイヘイさん)を見ているんですが、今回のタイヘイさんはそんな感じでずっと可愛かったです。表情も本当に楽しそう。
「Armor Break」のラスサビ前にタイヘイさんとベースの越智さんがタイミングを取り合っているのが印象的でした。ラスサビ前にベースのスライドかドラムのどっちかが入るんですが、あれその場で決めているんですかね。何にしても2人めっちゃ仲良し。あそこのベースもドラムも大大大好きなんで、どちらにしても俺得です。
振りコピしたいなぁと思っていた「イレイザー☆ビーム」。ライブのアーカイブを何回見ても「ワイパー?回してるの?どっち?」と動きが非常に複雑でしたが、公式が振り付け講座をしてくれたおかげで無事振りコピできました。やっぱりこれめっちゃ楽しいです。これから行く人絶対覚えて。めちゃ楽しいから。今回のライブは音と振りのズレがほぼ無かったので、気持ちよく振りコピできました。
そう!前回ライブの『雲外蒼天』であほほど気になってた音とのズレが今回は気にならなかった!リアルとバーチャルの境界線を無くすと言う以上、もちろんリアルと同じ土俵での評価になるわけで、歌の上手さとかはいいんですけど、「曲と振りが合ってないやん」ってだけで評価に値しないし、じゃあリアルアイドル見るわってなると思っているので、ここ改善されていたのはめちゃめちゃ高評価でした。
「振りコピ推奨なのに本人ズレとるやん」とかで悶々としてたので。ここ治ったらもうパフォーマンス面には文句なしですよ。
ハル姉HBBは今回は無いかなぁと思っていましたが、「常夏パーティータイム」で披露。またスキルアップさせてきて、速いBPMでも安定したパフォーマンスでしっかりレベルアップしてきてるなと思いました。えのぐにとってもHBBの表現力は本当にありがたいし心強いと思います。
そんなこんなで、終盤まで完璧すぎるセットリストで、サクマリョウさんも出てきて「BRAVER」~「栞」と最高のギターをプレイ、「燈し火」のカッティングも最高にかっこいいし、最高の一体感で盛り上がりました。
もうほんとに完璧すぎるライブで、これアンコール要らないなってなりました。これを超えるアンコールのビジョンが無かったです。だって「燈し火」で圧倒的に完成してましたから。
でもオタク界隈のライブってアンコールありきでセトリ組まれてるし、アンコール用の時間とかもあるしで、まぁアンコールあるんですけど。これそこまで好きじゃないんですよね。アンコールとは?ってなる。
で、満を持して出てきたアンコールで披露したのは新曲「Possible」のみ。
ん~。このアンコール必要です?本当に本編までで良かったと思いました。これだけなら本編に入れていいし、「コンセプトに合わない」、「夜の部に繋げるため」とかの理由なら披露自体も夜だけでよかったのでは?
何にしても、オーディエンスからの「もっと見たい!」と言う想いに応えるためではなく(アンコール自体にその要素はもはや無いですが)、この曲を披露するためだけに用意されたアンコール()だったということで非常に気分が悪かったです。終演後、近くのカフェでコーヒー飲みながら一人怒ってました。
本編が最高だったのでマイナスとまでは言いませんが、総合75点くらいにはなった次第です。(結構高かった)
POSSIBLE(ⅱ)
まず結論なんですが、昼公演ではご立腹の私でしたが、手首の関節ないんですか?ってぐらい手のひら返しします。昼公演を過去にするほどに最高のライブでした。シンプルに心の底から楽しめるライブでしたし、終わった後の満足感が半端なかったです。
夜の部では、メドレー曲が英語詞になってました。最初、白藤環さんがゴリゴリに歌詞噛んだのかと思いましたが英語だったようです。
「音楽」って元々言語関係なく楽しめるものなのでは?とは思ったのですが、海外の方からしたら「お、英語でも歌ってるんだ。いいね。」ってなるんでしょうかね。興味を持つきっかけになるって思うと良いアイデアですね。
あとは英語にするとかっこいいですしね。英語→日本語はダサいけど、英語にするとかっこいい。
「ハイ!ハイ!」が「プチョヘンザ!プチョヘンザ!」なのはさすがに笑いましたけど。なんかニュアンス違うような。普通で良いのでは?(笑)
英語詞もそうですし、「総合エンターテインメントショー」とする上で、やっぱりPOI LABさんとELEVENPLAYさんとのコラボパフォーマンスは感想必須ですね。
グラフィックポイ、実は以前から知ってまして。それこそ今回の舞台プロデューサーの槇圭一郎さんが同じくステージプロデュースをされた石原夏織さんのライブで見たことがありました。
棒を持ったパフォーマーが出てきた瞬間に、「もしかしてポイか?」と思いましたが、やっぱりポイでした。石原夏織さんのライブではバックダンサーがポイを使っていましたが、今回はプロのポイパフォーマー。さすがはプロです。表現の豊かさや派手さがプロでした。
あと、あんな文字とかイラストも事細かに設定できるのは初めて知りました。ポイ面白いです。
これ槇さんアイデアなのかなぁとか想像してニヤニヤしてました。
すでに振りがあるところにプロダンサーを合わせるのも印象的です。曲の振りは振りとして、プロダンサーのダンスは、”ダンス”というひとつのパフォーマンスであると思うのですごい良いと思います。
今回の「ギザギザコミュニケーション」はダンサーとレーザーのシナジー効果でめちゃめちゃアガりました。MCで誰かが言ってたけど、「『GGGG…』のところが〜」っての、わかりみ深すぎます。良いですよね。
星野源っぽいダンスだなぁと思ってたけど、星野源さんのバックダンサーらしい。納得。
「総合エンタメショーってなんぞや?」って謎でしたが、あーねって感じでした。ポイもダンサーも、他のライブでは見たことのある演出なんですが、それをライブの中にひとつのパフォーマンスとして置くことでいい意味で曲に溶け込みすぎないというかパフォーマンスとして独立してるというか。ただの音楽ライブではない、新しい”パフォーマンスショー”を見ているような感覚になりました。なんか新鮮な気持ちになって、エモいとか言うよりシンプルに視覚的に楽しめました。
えのぐの”VRアイドル”という要素とのシナジー効果とかもあったのかも。わからんけども。
からの「Love Me」の不協和音のような音バランスの悪さで上がりすぎたテンションがちょっと冷静になる。音源のクラップ音がデカすぎる。ズレてるってわけではなかったんですけどね。
まぁ筆者の大好きな「スタートライン」でまたテンション上がっちゃうんですが。我ながら振りコピ完璧すぎて自分実質えのぐなんじゃないか?と思うほど。おこがましさの塊。
夜は本編中に披露した「Possible」。最近こういう曲をよく聴くような気がしますがいまいちジャンルの名称はわからない。アダルティなクラブダンス系。
また今までにはなかった新しいテイストの曲を持ってきたなぁという印象。でも歌詞はさらっと聴いただけでもわかるえのぐ感。ストレートなメッセージ性があってかっこいいですね。
白藤環さんのラップがあるからきっと神曲になると思います。
「えのぐ」も「BRAVER」ももちろん良かったし、夜公演のアンコールには筆者も大変満足しています。アンコールが嫌なんじゃなくて、セットリストとして蛇足的なアンコールが嫌なんです。
「燈し火」ってやっぱり素晴らしい曲だなと。パフォーマーみんな出てきて、ラストに最高のステージをみんなで作り上げる大団円も胸熱でしたし。えのぐも笑顔。バンドメンバーも笑顔で、パフォーマーのもみんな笑顔。えのぐみも笑顔。もう終わりよければ全てよしって感じで、昼公演のことは全部忘れて赤く輝いたサイリウムを振ってしまいました。
ラスト、えのぐには拍手だけの私でしたが、タイヘイさんにだけは恥を忍んで一生懸命手を振りました。夜の部もタイヘイさんはタイヘイさんでした。
あ、「燈し火」でポイ振ってるサクマリョウさんも可愛くて萌えでした。
えのぐがやりたいライブは”リアルな”ライブ?
2020年夏からえのぐのライブを見させていただいてて、えのぐのやりたいライブってとことんリアルなライブなんだなぁと思ってます。
難しい中でもなんとか策を講じて現地開催にこだわったり、照明だったり特効だったり。生バンドや他のパフォーマーを呼んだり。ライブに色々とリアルな要素を組み込んでいて。
でも、VR技術って演出に全く使わないんですよね。演出でバーチャルの良さを活用するわけでもないし。とことんリアルなライブをしてるんです。
リアルなアーティストのライブではそれらは普通の演出で、リアルアイドルとの壁を無くすことを目標としている点でも、同じ土俵でステージを作り、最高のパフォーマンスをすることを大事にしているのかなぁなんて思ったりしてます。
もちろん、これがVRアイドルえのぐの良さだと思ってます。
この前、キズナアイさんのライブを見て、「これがバーチャルアーティストの最高峰のライブだな」と思ったりしましたが、えのぐの目指すライブではないなとも思いました。
そういう点でも、えのぐってもう「VRアイドル」じゃなくて普通に「アイドル」なのでは?とか思っちゃうんですが、さすがにそれだと「世界一のVRアイドルになる」「リアルとバーチャルの壁を無くす」という彼女たちの目標を否定することになるのであれですけど。
少なくとも私は、えのぐは「アイドル」だと思ってますし、評価する上でVRという点は考慮していません。その上で、えのぐは最高のアイドルだと思ってます。
Vtuber嫌いの筆者がえのぐを応援できているのは、VRという色物要素に頼らない、本気でアイドルをしている姿勢あってこそですねぇ。夢に対する本物の熱意を感じるからこそ、応援していて嬉しい気持ちにさせてくれます。
ちょっとライブの感想とは関係ない話でした。
おわびに唯一公演中に撮った写真を。もちろん撮影OKですよ。
おわりに
繰り返すようですが、終わりよければ全てよし。素晴らしいライブをありがとうございました。
ライブが終わった後の満足感はもちろん、ラスト「燈し火」の大団円を見て、帰る時も聴きながら歩いていましたが、「自分も夢に向かって頑張り続けよう、挑戦し続けよう!」と思えました。
2022年のライブはもちろん、2023年には海外進出も控えており、まだまだライブ主軸のアイドル活動を続けていくようです。
まだまだえのぐは進み続けます。これからも彼女たちの隣を歩ける自分でいられるよう、夢に向かってえのぐとともに進み続けたいと思います。
それでは〜
サムネ引用元
https://twitter.com/rbc_geino/status/1476135875633647619?s=21
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