文字列型データ-定数/代入/連結

1.記事の内容

 Python文字列型データの基礎について4回のシリーズで説明します。第1回目は、文字列型データの定数の書き方、代入、連結についてです。

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2.文字列型データの定数と代入演算子

 数値型データの定数は、

a = 3
b = 1.2

のように、そのままデータを書くルールになっていました。
 1行の文字列型データの定数は”(ダブルクォーテーション)か、または'(シングルクォーテーション)で文字列を囲んで記述します。
 複数行にまたがる文字列定数は"""(ダブルクォーテーション3つ)か、'''(シングルクォーテーション3つ)で囲みます。データの長さに制限はなく、本1冊丸ごとのような長い文章でも変数に代入できます。
 文字列データの変数への代入は、数値データと同じ、代入演算子"="を使って代入します。
 サンプルプログラム"mojiretsu_ex1.py"を動かしてみましょう。

#mojiretsu_ex1.py

str1 = "文字列1"
str2 = '文字列2'
str3 = "記事のタイトルは'文字列型のデータ'です"
str4 = 'セクションのタイトルは"文字列型データの定数と代入演算子"です'

print("str1 =", str1)
print("str2 =", str2)
print("str3 =", str3)
print("str4 =", str4)
print("\n")

bunsho = """次のセクションでは、文字列操作の基本について説明します。
文字列操作はプログラミングでもよく使うのでしっかり理解しましょう。"""
print("bunsho:\n", bunsho)

 1行の文字列定数は"(ダブルクォーテーション)を使っても、'(シングルクォーテーション)を使っても動作は同じです。ただし、"(ダブルクォーテーション)や'(シングルクォーテーション)そのものを1文字として扱いたい場合は、サンプルコードのstr3やstr4のように、文字列に含まない方で囲います。
 サンプルプログラム"mojiretsu_ex1.py"の実行結果の出力は以下のようになります。

str1 = 文字列1
str2 = 文字列2
str3 = 記事のタイトルは'文字列型のデータ'です
str4 = セクションのタイトルは"文字列型データの定数と代入演算子"です

bunsho:
次のセクションでは、文字列操作の基本について説明します。
文字列操作はプログラミングでもよく使うのでしっかり理解しましょう。3

3.文字列型データの連結

 Pythonでは、演算子の"+"や"*"を使って複数の文字列型データを連結する式を書くことができます。
 サンプルプログラム"mojiretsu_ex2.py"を使ってPythonの文字列型データの連結を紹介します。

#mojiretsu_ex2.py

#変数に文字列を代入
str1 = "文字列1"
str2 = "文字列2"
print("str1:", str1)
print("str2:", str2)

#2つ以上の文字列をつなぐときは演算子+を使う
str3 = str1 + str2
print("str1 + str2 =", str3)

#同じ文字列を繰り返すときは演算子*を使う
str4 = str1 * 3
print("str1 * 3 =", str4)



 "mojiretsu_ex2.py"の実行結果の出力は、以下のようになります。

str1: 文字列1
str2: 文字列2
str1 + str2 = 文字列1文字列2
str1 * 3 = 文字列1文字列1文字列1

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