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生活排水・雨水の排水処理について⑤~ボラ土で排水対策~

排水状態に関してですが、家屋の周囲だけでなく、南側の畑に関しても雨が降った後はぬかるんだ状態でした。また南東に、借りている畑があるのですが、その畑も同様でした。2020年の6月から8月の雨季にかけて、この借りている畑は特に酷い状態で、水がたまって一部が水没するほどでした。トマトやきゅうりなどを植えていたのですが雨の後に立ち枯れてしまいました。

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こういった農地の排水対策を、以前工事をお願いした庭園業者に相談したのですが「難しい」と断れられました。農地の排水対策に関しては専門外のようでした。逆に、農地整備をしている専門の土木業者にのとっては、狭すぎる敷地でした。庭園業者では手が出せず、かといって農地専門の土木業者にとっては狭く、農地ではあるのですが中途半端な土地の広さでした。

そうなると自分たちで、何とかするしかありません。

ボラ土に関してです。

たまたま隣県の農地整備で、暗渠の埋め戻しにボラ土を使っていることを聞きました。ホームセンターなどでもボラ土を売っていますが、ちまちました袋単位で購入しても面積が広くてキリがありません。

そこで、工事を請け負っている業者なら、在庫を持っているだろうと思い、電話をして、個人に売ってくれないか相談しました。小郡の家屋や農地の排水状況を説明したところ、最初は断られるかと思っていましたが「売ってもよい」と言われ、トラックで運んでもらうことになりました。それとついでに同じ業者から暗渠パイプも購入しました。

約束の日時に2トン車に積んで運んでもらって1台当たり25,000円くらいかかりました。結局ボラ土は2回ほどお願いしました。

早速、このボラ土を使おうと思い、家屋の北側の排水の悪い場所にスコップで穴を掘りました。ちょうど屋根から雨水が落ちてくる場所に沿って穴を掘りました。その穴に防草シートを敷いて、その上に大量のボラ土を入れました。

結論から言うと、このボラ土を使った暗渠ですが、うまくいきませんでした。もちろん効果が全くないことはないのですが成功したとは言えませんでした。それは時間が経つにつれてボラ土の砕けて土をまじりあってしまうからです。

ここ以外の場所に、縦穴を深く掘ってボラ土を埋めたこともあります。しかし数回ほど雨が降るとボラ土の隙間に土が入り、すぐに埋まってしまいます。4~5回雨が降ると、深く掘ってボラ土を入れた縦穴は消滅してしまって、どこに穴を掘ったのかすら見分けがつかない状態になりました。

これは後で庭園業者さんから聞いたのですが、やはり時間がたつとボラ土は崩れてしまうこと。それにボラ土自体に吸水性があって排水対策として使うには限界があることを聞かされました。

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