ラフっぽいサンプル絵

カラダは平成 ♪

先日、その業界では「若手」と呼ばれる人たち、フレッシュで気持ちのよい方々とお酒を飲んだのですが、その中のお一人、昭和62年生まれの女性から

「まあ私も、世代的には平成ですね、カラダは平成なんで ♪ 」

という名言を頂きました。「カラダは平成 ♪」・・・いい! 凄くいい! 酔っ払った私は大喜びで連呼、アホです。自分もどこかで使おうと思ったんですが、昭和48年製のボデーがギシギシ鳴いたのでやめました。尿酸値も高いよ。

平成って、まだ始まったばっかりじゃないか、もう終わりかあ・・・なんて思っていましたが、考えてみれば平成元年=1989年。古き良きWINDOWS95が発売される前に、もう平成はスタートしていましたよね。懐かしのメガドライブだって「カラダは平成なの・・・」(1988年10月)。わが身を振り返れば、中学坊主がもう立派な中年なんですから、平成という時間がたっぷり経過したのは、ほぼ間違いないようです。

そんな平成は、私みたいな「マニアじゃない普通の人」がネットを使い始めた時代でもあります。が、言ってもまだ20年程度の話でしょう。PCがスマホになり、ブログがSNSになり、メールがLINEになったとは言え、まだまだ私たちの「ネット社会」歴はハタチそこそこ。昭和生まれも平成生まれも、ネットへの知見はさほど変わりません。実はこれ、凄いことなんですよ。

ちょっと想像してみて下さい。社会全体がハタチ以下の若者で構成された国家、いろんな問題がバンバン起きて右往左往、阿鼻叫喚、何とか日々を生き抜いている、そんな若者国家。これが今のネット社会です。登場人物、全員若造。もう毎日が学園祭「前夜」のメチャクチャな大騒ぎみたいな。そんな青春イベントに、私のような昭和おじさんが関われるのは、凄く楽しいんですが・・・

学園祭とは、必ず本番を迎え、一区切りつけるもの。平成という時代がネットの青春なら、学園祭が終わった令和は、30代40代といったネットの大人時代であるべきでしょう。いい歳して「ネットは危険」とか「スマホは悪」とか、いつまでも言ってられないのです。

カドが立つので詳しく書きませんが、怖がらせるだけのバカなネット講演で金むしり取るとか、雰囲気だけのスマホ対策で名前を売るとか、そういうのが「若気の至り」で済まされる時代は終わりました、平成の終焉とともに。これからは、お互いちゃんとエビデンスを持ち寄って、気に入らない意見、嫌いな人の言葉もフラットに捉え、日本が迎えつつあるピンチに、ネットがどう役に立てるのかを議論する、令和はそんな時代にしなければ、なんて思いませんか・・・?

私は、名残惜しくも、後ろ髪を引かれながらも、明日の学園祭当日を迎えたいと思います。じゃ、また明日!寝坊すんなよー

この記事は「子供とネット×平成の振り返り Advent Calendar 2019」21日目の記事です。20日目は 山田 夕子さんの「プロフ・リアル、そしてTwitter」でした。

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