見出し画像

その転売、大丈夫?

3月1日 訂正:「国民生活安定緊急措置法」によるトイレットペーパーの価格統制は、オイルショックの混乱が終息したタイミングで解除されていました。ご指摘下さった方、ありがとうございます。

今週も新型コロナウイルスの話題で申し訳ないんですが…最近のメルカリ、「マスク」に続いて「消毒用エタノール」の出品が増えてますね。お店で買えない、よし転売だ、と高値で販売されるんですが、実はこれ、場合によっては法律違反になります。

消毒用エタノールは、医薬品と医薬部外品の2種類があって、それぞれ使い道が違います。医薬品は、まあ当たり前ですが、薬屋さんとか許可を受けた人じゃないと販売できません。法律でそう決まっているんですが、医薬品のエタノールをフリマアプリで転売するとその法律に抵触する可能性が高いんです。医薬品のエタノールを高値で転売している人達って、どう見ても薬屋に見えませんから、まあアウトでしょう。

(以下の文章には訂正箇所「※」があります。トイレットペーパの高値転売は、現在は違法ではなく、罰則の対象にもなりません)また先日、ネットのデマが原因でトイレットペーパー買い占めが起き、店から在庫がなくなる騒ぎもありました。よし、じゃあトイレットペーパーも高値で転売だ、と早速メルカリに出品されていますが、実はこれこそ完全にアウト、法律違反です(※訂正:現在は法令に違反しません、ごめんなさい)。

トイレットペーパーのような生活への影響が大きい品物は「国民生活安定緊急措置法」で不当な高値での販売が禁止されています価格的に見て、メルカリの出品はほぼアウトでした。罰則もある法律ですから、さっさとやめたほうがいいですね(※訂正:現在は禁止が解除され罰則の対象でもありません、ホントすみません)。オイルショックの時に作られた法律が、まさか21世紀に話題になるとは、この法律を作った人たちもビックリでしょう…。

何度も言っていますが、新型コロナウイルスよりも、私達が日々使っている車・自転車・バイクほうが遥かにリスクが高く、起きる問題も深刻です。ちゃんと優先順位を付け、正しく怖がりましょう。

FM山形「スマイルボックス」より
(放送では、再収録した誤りのない情報でお伝えしました)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?