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家にあるものでどうにかツバメの巣を守りたい悪戦苦闘記録

我が家には納屋があり、除雪機や薪や保冷庫が置いてあって、そこに毎年ツバメがやってくる。

移住してすぐのころは、どうしていいか分からないのでただ見守るだけだったのだが、少しずつ巣ができあがり、ようやく産卵して温めている頃になると、巣が壊される。
近所のおばあちゃん曰く「カラス、蛇、まれにネズミも」卵や雛を狙うらしい。

せっかく産まれたころに落とされると見守っていたこちらのメンタルもかなりダメージを受けるので、どうにか守れないものか、とネットで調べたら、実にたくさんの人が巣を守ろうとあれこれやっていた。

それを参考にしつつとりあえず家にあるもので出来そうなやつ、ということで針金を巣の周りにテープでぶら下げてみる。
その年は、ようやく無事に巣立った。とても嬉しかった。

そして今年もやってきたカップルが巣作りを終え、卵を温め始めたころに去年と同じように針金を設置する。(イラストの1、真っすぐな針金を垂直に周辺に張り付けてあった)
が、ある日カラスが納屋から出てきたので嫌な予感がして見に行くと、巣が落とされ、針金が揺れていた。
ネットでもう一度調べると、ぶら下げただけでは下から狙われることがある、らしい。

しばらくすると、また納屋の別の場所に巣が作られたので、今度は巣を下から守れるようにと思い、なるべく死角がないようにビニールテープでガードしてみた。(イラストの2)
が、これはカラスが入れる隙間は無かったと思うのだが、テープの上からけり落とすかつつくかしたのか、これも落とされてしまった。

この時点でもうだいぶ凹んでしまって「うちの納屋はもうダメだからよそに営巣してくれ…」と思うようになった。
のだが、3回目の巣が作られた。同じカップルなのか、ご新規さんなのかわからないが、今度こそなんとか守りたい。
しかし網やフェンスのような大掛かりな装置を買ってくるのはなかなかしんどいので(夫は自然界の弱肉強食なんだからそこまでしなくていいやろ~、という立場)シンプルに針金を、直角に曲げてみた。(イラストの3)

これが良かったのか、単にカラスの子育て期間が終わってそこまでしつこく狙う必要がなくなったのかわからないが、現在雛たちは無事に育っているようだ。
まだ当分飛べなそうだが、きっと月末までには巣立つんじゃないかな?と楽しみにしている。


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