COEってなんの略?


こんにちは わかきです。

今回はCOEってなんの略?なんのこと?ってところをご紹介したいと思います。

コーヒーが好きになって高級なコーヒーを飲んでみたい!いつもより良いコーヒーを飲んでみたいという時に是非覚えていただきたいキーワードになっております。


COE : Cup Of Excellence (カップオブエクセレンス)


カップオブエクセレンスとは、

コーヒー業界の中で一番有名で一番格式高い品評会のことです。


この品評会は年に1回行われ、スペシャルティコーヒーの中で、更に厳選された最高中の最高のコーヒーにCOE受賞という称号が得られます。


このCOEという品評会のこと詳しく勉強してみました!


なぜ開催に至ったかというと、

・品質に見合った対価を払い、生産者と消費者の関係をより良く対等なものに築いていく

→品質に対して価格がそれに見合わない程、高く販売されていたコーヒーもあったそうで(ブランドコーヒー)。良い品質のコーヒーを生産する方にもっと評価される場を作るため。生産国は発展途上国のところが多く低賃金かつ過酷な状況で生産されていた実状があったため

・欠点を探して評価するのではなく良いところを評価することでより良い品質のコーヒーを生み出すため

→欠点を探す評価の仕方では優れたコーヒーを見つけ出すことができず、味わいを評価できる品評会が今後の発展に必要だと感じたため


こんな経緯があったそうです。

アメリカの団体がこの品評会をはじめたのですが、本当すごい人たちばかりの集団ですよね、自分たちが消費するコーヒーが高くなっても良いから生産者が報われるように頑張ろうって表れだと感じました。自分のことだけしか考えていなかったらこの品評会は生まれていなかったと思うし、コーヒーがもっと価値があるものになるべきという熱意がとても感じました。


品評会は生産国ごとに行われ、

国内審査を合格したコーヒーが国際審査で審査されます。

例 : ブラジルの品評会の場合はまずブラジル人が評価(国内審査)

合格したコーヒーを次はヨーロッパや日本の選ばれた審査員が評価をします。(国際審査)

選ばれたコーヒーはオークションにかけられ、その落札された金額は諸経費を除いて全て生産者に送られるそうです。(なんという透明性)


第1回目は1999年にブラジルで開催。

現在は

ブラジル・グアテマラ ・エルサルバドル ・ホンジュラス・コスタリカ ・ニカラグア・メキシコ・ブルンジ・ルワンダ・コロンビア・ボリビア・ペルー

以上の12ヵ国で開催されています。

そして先月エチオピアで初となるCOE エチオピア 第一回が開催されました。(僕はこの歴史的な出来事をリアルタイムで見届けられたことに興奮しています)

過去最高落札価格での取引がされたそうで。

10月頃に一部のコーヒーが日本にやってくるそうです。その時またブログで紹介させていただきたいと思います。


今回も少しマニアックになってしまいましたが、

COEと聞いたら最高中に最高のコーヒーなんだと覚えてもらうだけで十分です。

趣向品だけどキチッと定められた基準・評価で世界中の審査員が絶賛したコーヒーがこの世にはあるということ。

そしてそれが僕たちでも飲めるということ。

コーヒーって良いよね!


つづく

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