今ブレンドをやる理由
こんにちは わかきです。
今日はブレンドを今まで何故やって来なかったのか、
そして今リリースをすることになった理由を綴りたいと思います。
はじめます。
昨日の投稿ではブレンドとシングルオリジンの違いで、
ブレンド : 焙煎士の意志を楽しむ
シングルオリジン : 産地個性を楽しむ
と綴りました。
早速ここで今までブレンドをやらなかった理由①
産地個性を重視しないことを悪と感じていたから。
スーパーに行くと、□□産の〇〇さんが作った野菜です。
こういったコーナーがあると思います。
コーヒーで言ったらまさに " シングルオリジン "
どこでどの農家さんが作ったか分かるのがシングルオリジン。
ブレンドにして混ぜてしまったら、農家さんが作り出したその産地個性をダイレクトに味わうことはできません。
ここに違和感があったのです。
産地個性を無視して自分の意志を伝えるツールのように扱ってしまって本当に良いのか、
例えば先程の野菜コーナーが
いろんな農家さんの野菜をまとめて混ぜて " 日本 "の農家さんが作った野菜です。と売られていたら、、、
□□の蔵で作ったお酒他の蔵のお酒と混ぜて日本で作られたお酒とだけ宣伝されて売られていたら、、、
きっと野菜にもお酒にも
ここの農家さんが作った桃が美味しいとか
ここの蔵のお酒が美味しいとかあると思います。
福島で作られた桃と岡山で作られた桃は味わいが違うと思います。
でもその違いがあることが良くて、楽しくて、それを僕はコーヒーでも体現したかった。
それがシングルオリジンにこだわってブレンドをして来なかった理由です。
そして今までブレンドをやらなかった理由②
シングルオリジンには感動が詰まっているから。
先程言った通り、シングルオリジンは産地個性をダイレクトに味わうことができます。
こんな味が違うのか。
こんなコーヒー初めて飲んだ。
僕が最初に感動したコーヒーもシングルオリジンでした。
人生が変わるほどの感動体験でした。
シングルオリジンにはその可能性を秘めています。
その感動体験を共有したくて、究極の一杯を目指し
シングルオリジンにこだわっていました。
僕は一人でも多くの方にシングルオリジンの魅力をお伝えしたいのです。
これはお店を出した時から今も変わりません。
でも今までやってきたことは「分かる人にわかってもらえれば良い」という頑固的な考え方で、このまま続けてももっと多くの方に飲んではもらえないと思ったのです。
そこでまず考えたことが普段どんな時にコーヒー飲むか?
仕事前や、仕事中の一息、食後の締め、など
そう言ったオンとオフの切替や作業中の活力として飲まれているのかもしれません。
そこに本当に産地個性を求めてられているのか、
もしかしたら求めていないのかもしれない。
だとしたらブレンドを作って
「考えさせない心地よさ」
名脇役のような主張しないけどコーヒーとしての役割をしっかり果たす。
こんなコーヒーがあったら良いのではないか。
これが僕のブレンドの意志です。
この商品を届けることができたらそれだけでも充分嬉しいですが、そうすればもっと多くの方に僕が考えるシングルオリジンの魅力に耳を傾けてもらえるかもしれない。
ブレンドはデイリーに、週末やちょっとした贅沢の時にシングルオリジン飲んでいただきたいと願っています。
そんな両者を叶えられるコーヒー屋になる。
これが僕のブレンドをやる理由と今年のチャレンジです。
追記
ブレンドは近々オンラインショップにて販売します。
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