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普段のプレーがフェアープレー #22

日本代表が国際大会に参加して最も多くの賞をもらっているのがフェアプレー賞です。なでしこジャパンがワールドカップで初優勝した際はフェアプレー賞との2冠を達成しています。U-17のワールドカップも同じく2冠でした。 海外の人たちが賞賛してくれる日本のフェアプレーは、同じ日本人の目から見たら何も特別な事はしていません。これは日本vsコートジボワール戦を見てもよく分かると思います。日本人が当たり前と思っているプレーを普通にやっているだけです。

これは日本のサポーターが行ったスタジアムでのゴミ拾いも同じだと考えます。同調圧力とかの言葉も見かけますが、世界が賞賛してくれるフェアープレー(ゴミ拾い)をなぜ自分たちの評価でおとしめる必要があるのでしょうか。ピッチ内のフェアープレーはFIFAがトロフィーとメダルまでくれるのに。

海外のスタジアムでサッカーを見た経験がある人は分かると思いますが、ほとんどの人が自分のゴミは座席に置いて帰ります。自分のゴミをスタジアム内のゴミ箱まで捨てに行くような人は希です。同じ場所で日本人がゴミを座席に置いて帰るのもまた希です。同調圧力に慣れ親しんだり、郷に入っては郷に従う国民性ならば、そうはならないはずです。

スタジアム内に唯一同調圧力があるとすれば、それはウェーブです。日本人のみならずスタジアム全体を覆うほどの同調圧力です。けれどウェーブを同調圧力と呼ぶ人はいないでしょう。世界中の人が一体感があると感じているはずです。それが正しい見方だと思います。

自分のゴミは自分で持ち帰る習慣がある日本人が、隣の人が置いていったゴミを少し持ち帰るくらいの事はフェアプレーでも何でもないです。それを普段やらない人たちが勝手に評価してくれているだけです。海外の人たちの賞賛には全く関心を示さず、それをマイナスの評価に変えてしまう悪癖はもうそろそろ終わりにしてもいいのではないでしょうか。ワールドカップ出場ももう5回目なのだから。

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