スポーツ大国日本 #25

サッカーに限らず日本のスポーツはこれから発展する条件が良いと考える。そう考える点は２つ

1.経済発展するエリア

2.人口が増えるエリア

1.2共に日本単体で考えると全く違う条件になる。でもアジア圏で考えれば日本は中国に次ぐ2番目の大国である。そして、中国よりも狭い国土が有利に働く。スポーツの根底を支えているのはスポンサーではなくファンである。ファンが多くいるからスポンサーが後から付いてくるのである。

その視点で見てみると広い国土は移動にあまり適していない。地元のフランチャイズを応援するのにホームゲーム以外適さない。ファンがスタジアムに行く条件として国土の広さはプラスに働かないのである。

スポーツの超大国にアメリカがある。人口は日本の2倍、国土は日本の25倍である。このロケーションが実はかなり選手の負担を強いるのである。よく日本代表の海外組が日本で試合を行う場合、移動の調整が大変と言われる。気候が違い、時差もある。でも、アメリカのメジャースポーツは同じ事が国内で起きる。だから、選手たちがベストの状態を保つためにチームはチャーター機で移動するのである。でも、応援するファンはこのチャーター機に同乗する事は出来ない。見る方にも大きく負担が掛かるのが広い国土のデメリットである。

ではなぜスポーツが発展する好条件とは言えない場所でスポーツの超大国でありえるかといえば、現時点でレベルの高いゲームが行われているからである。そのレベルの高いゲームを繰り広げているのは、決して純粋なアメリカ人ばかりではない。ならば、そのステージを日本に持ってくることができれば、世界中から人は集まる。一度日本でのスポーツ観戦を経験した者は広い国土で同じレベルのゲームを見たいとは思わないだろう。

つづく