Scratchを使ったAIの学習_グーチョキパー判定

はじめに

ほとんどの人はAIというキーワードを聞いたことがあると思いますが、実際に利用したことのある人は少ないかもしれません。AIというと難しく思えますが、コンピューターに何かを覚えさせることは決して難しいことではありません。
子供の頃、動物の名前をどのようにして覚えたでしょうか?おそらくお父さんやお母さんに「これなぁに?」と質問をして、「猫だよ」とか「犬だよ」というように教えてもらったのではないでしょうか。コンピューターに何かを覚えさせる場合も同じように、カメラにうつったモノを逐一、「猫だよ」とか「犬だよ」と認識させることによって、コンピューターへ学習させることができるようになります。
今回は「グー、チョキ、パー判定」を行ってみたいと思います。特に何かを用意する必要がないように、手の形を使った判定を作りますが、応用することで、身の回りにある食べ物や動物、雑貨など色々なものを覚えさせることができるようになります。ぜひ色々なものをコンピューターに覚えさせてみてください。

ブラウザ + Scratchを使います

AIを用いた学習を試すためには、様々な方法がありますが、今日はScratchを用いた方法についてご紹介します。Scratchはもともとプログラミングの教育のために作られたツールですが、そのままでは、AIの機能を利用することはできないため、ScratchをAI用途にカスタマイズされたStreachというアプリケーションを用いることで、AIに関する機能を読み込み実行することができます。Streachは見た目は、Scratchと全く同じで、インポートできるライブラリが異なるだけなので、AI以外のプログラミングについてもScrachを覚えることで実装することができるので非常に便利です。

手順

1.Scratchのカスタマイズ版を開きます

下記のリンクから、Streach(Scratchのカスタマイズ版)を開きます。

Streach
https://stretch3.github.io/

スクリーンショット 2021-03-30 16.12.41

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