ep.02_初恋を追った時代
みなさん、キッズウォーってドラマ覚えてます?23年前のドラマです。「ざけんじゃねーよ」が流行語大賞に。なってないですが有名ですね。
遥か昔、この歌詞のように10年後に会えることを信じてお別れをしたことがあります。
正確には勝手に信じて、会えるように画策したわけですが。
超簡単にまとめちゃうと、小学生の頃好きだった男の子がいて、転校しちゃってそれっきりだったんですけど、なんと22歳で再会して付き合ったんです。
ドラマみたいじゃないですか??
小学生の初恋が大人になって実るんですよ。
もはやベタすぎてドラマですらやらないネタ。
今回はそんなドラマチックな話。
の中身はどうでも良くて・・
ドラマのような恋があっという間にちりぢりになったお話です。
付き合ったのはたしか大学卒業前。
小学生のプチ同窓会。
それこそ、高校で培った鋼のメンタルを駆使して猛アピール!
告白はBARだった気がする
彼とBARに行ったのに、なせが隣に座った知らん男と私は意気投合したんですよ。
まぁ普通に考えてなにやってんだよなんですが、、
案の定、彼から帰り際に、俺と一緒に来たのに隣の人とあんなに仲良く話すのどうなの?って怒られます。
まぁ当然。
そこで私は謝りもせず、「えーそうやって思うのって…私のこと好きってことじゃーん!もう付き合った方がよくない??」
と話をすり替え、見事お付き合いすることになりました。
若いってすごいですよね。
アラサーになった今。そんな調子こいたセリフ、口が裂けても言えません。これが老化の一歩、なのかもしれません。
なにはともあれ、高校生の頃のエンドレス片思いがここで活きました。何事も経験大事。
でもそんな時に試練が訪れます・・
遠距離ーーー!!
です。
付き合ったのは22歳、1月。
そう、3ヶ月後には社会人。
彼は営業職だったんですけど、どこの支店に勤務するか3月までわからない状態で。とはいえ、近くの支店になる可能性の方が大きかったんですが
いざ決まると、電車で5時間の距離のあそこ。
新幹線はないし、空港からも遠い、民放は2局、
日照時間が最も長い、あのマンゴーの町。
福岡で就職した私にとっては近いのに遠い。
そんな場所でした。
まぁでもね。
海外じゃないし、1ヶ月に一度くらいは会えなくもないよね。
と思っていたんですが・・
いざ新社会人生活が始まるとそれどころではないというか・・
ともかく、私が会いに行ける状態ではありませんでした。
まぁなんて言っても遠いんで・・
でもGWがあるからね!
もう、待ち遠しくてたまりません!!
5日間も一緒にいれる!!
もう1ヶ月会ってない!!あーー楽しみ!!
と5日間は彼と過ごすんだぁ〜とウキウキしてラインを送ります。
(流石にLINEがある時代)
は??
何それ??
私は5日間みっちり予定空けたのに??
ここで私は突然、メンタルヘラヘラ発作を起こします。
GWは彼女が第一優先だろうが!!!!
と当時の私は怒り狂います。
しかし、現代の私が語りかけます。
『よく考えてくれよ。
あなたは毎日友達にも会えてるんだからいいけど、彼は大切な人全員と離れてるんだから、みんなと会いたいのは当然だろ。
冷静に、冷静に。息してーはい、スーハー』
が、実際はもう冷静ではいられません。
超攻撃魔法、怒涛の長文LINEを送りつけます。
2スクロール分の量はあったと思います。
そして彼のHPは0になったのでしょう。
音信不通になりました。
何がダメだったか?もう色々ダメ。
自分のことしか考えてず、
自分の当たり前を押し付け、、。
そんな女は誰から見ても面倒くさいのです。
結果、その年のGWは一人寂しく過ごすことに。
GW中は何あいつ!!ほんと最悪!!
と思っていたんですが、しばらくすると急に虚しさが込み上げます。
その時100万回聞いた曲
音信不通をかました彼を許せるまでに時間はかかりましたが。
今となって「お前のせいだぞ?自業自得だぞ?」と自分に言えます。
10年越しの初恋は遠距離をのり越えられず呆気なく終了。期間でいうと半年とちょっとくらいですかね。
現実はドラマみたいにはいかないもんです。
ちなみに遠距離恋愛を乗り越えられるカップルは20%くらいだそう、、
そして私は外の世界へ羽ばたきます。
マッチングアプリなんてものはまだありません。
2015年、相席屋爆誕。
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