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あややと乗り切る自粛期間

歳を重ねるにつれ、あややが沁みるのはなぜだろう。

幼い頃、ハロプロのシャッフルユニット「三人祭」(加護亜依さん、石川梨華さん、松浦亜弥さん)が大好きで、庭のビニールプールでピンクの水着を着て「チュッ!夏パ〜ティ」を歌っていた私。
あれから20年近く経つ今もなお、あややの歌声に勇気をもらっている。

昨晩も配信のアップフロントチャンネルで、「松浦亜弥コンサートツアー2009秋 〜想いあふれて〜」を観ていた。

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観終わってから気づいたのだが、当時のあややは23歳。
現在の私と同い年ではないか……。
信じられない。
あの酸いも甘いも苦いも辛いも全て知っているかのような表現力、完璧以上の歌とダンス。
あの頃のあややの年に追いついていたなんて。
考えてみれば、幼いころ観てたあややって、すごくお姉さんに見えていたけど15歳とかだったんだな…。
時、おそるべし。あやや、おそるべし。

ということで、今回は自粛生活で日々あややに励まされている私が、この時期だからこそ聴きたいあややの楽曲を紹介する。

とにかくアゲたい時のあやや

①Yeah!めっちゃホリディ

言わずと知れた名曲。
だからこそ、今改めて聴いてみてほしい。
めちゃくちゃアガるから。

「たまにはセンチに なっちゃうときもある」
「ほんとは不安よ 私に出来るかな」

底抜けに明るい楽曲の中でも、ちょっぴり寂しさや不安が垣間見えるところが、つんく♂さんの素晴らしさだ。
本当は誰だって寂しいけれど、それでもなんとかやっていく。
ウキウキな夏を希望する。
これを聴けばどんなに退屈な自粛生活だって、たちまち「めっちゃホリディ」になるだろう。

②トロピカ〜ル恋して〜る

「はしゃいじゃってよいのかな?」

そんな風に尋ねられたら、もう家でだってはしゃいじゃうよ。
あややで一番好きな曲!
恋人に突然南国旅行に誘われてドギマギしている歌詞が可愛すぎる。
トロピカルすぎる。

「本当に?う、うん…」

出だしのセリフを同じトーンで真似するのも楽しい。
この曲を聴きながら、コロナ収束後の旅行を妄想しよう。

③デート日和

「よーし!デート日和。」

出だしのセリフから100億点満点。
天気の良い日はこれを聴いて、朝からシャケのおにぎりがいいね。
ひとりで家に居たって、あややが言うならデート日和だ。

④ね〜え?

こんなに(泣)(怒)(笑)(爆)(激怒)などが出てくる曲が他にあるだろうか。
純情な乙女心が炸裂している。
全ては、

「あなたが好きだからよ」

かわいすぎる。
なんとなく、「ラムのラブソング」のようなかわいさがある。
お出かけはなかなかできないけれど、ルームウェアで

「セクシーなの?キュートなの?どっちがタイプよ?」

とはしゃぎたい。

遠距離を楽しみたい時のあやや

①オシャレ!

「オシャレをしたなら街に出て
違う子にでもなったようなメイクして
裏原宿(ウラハラ)あたりで出会った子と
適当に騒いでBYE-BYE」

今で言えば、「上だけオシャレをしたならPC開いて、すっぴんバレない程度のメイクして、zoom画面で出会った子と、適当に騒いでBYE-BYE」って感じだ。
まさに、

「ほんのちょっと寂しい関係」

この曲もメロディは明るく軽快なのに、歌詞には寂しさがある。

「本音は仲間が増えるほどに 独りが怖くなる」

わかる…zoomの画面分割が増えるほどに、一見にぎやかだけど、どこか虚しさもある。
案外、リモートでの人間関係が増えた今にぴったりな曲かもしれない。

②奇跡の香りのダンス。

「離れて気づいたI MISS YOU」

家族でも、友達でも、恋人でも、当たり前に身近にいた人たちの大切さに改めて気づかされるこの頃に、ぴったりな曲だ。

「この街は寂しくて神経質だから」
「この街は若者の涙で出来ている」

つんく♂さんの書いた「この街」がどこを指すのかはわからないが、あなたが今誰かを恋しく思うならば、その街で正解なのだと思う。

しかしどんなに寂しくとも、

「止まらない 愛はもう 止めちゃいけない」

あややがそう言うんだから、遠距離だってDO THE LOVEで行こう。

③そう言えば

「待って 電話を切らないで
ただただ切りたくないのよ いいでしょ?」

わかる。

「部屋の中 ゲームばかりやってるけど
楽しくってやってるわけないのです」

わかる…。

「そう言えば あなたに会いたいな
会いたいな 会いたいな ただ会いたいな」

わかる…!!
もとは付き合って半年の倦怠期のカップルの曲だけど、この状況下で聴くと、普通に友達に会えない寂しさにもピッタリはまる。
そう言えばあいつ元気してるかな、電話してみようかな、そんな気持ちが湧いてくる曲。

④ドッキドキ!LOVEメール

「メールじゃこの気持ち 届くのかしら
あ〜今ごろあの人 どうしてるでしょ」

メールやLINEでのやりとりが増えた自粛期間にぴったりな曲。
言葉は交わせても、メールだけじゃ本当にあの人がどうしてるかなんてわからない。
でもそのドキドキも、それはそれで良し。

「今までにないこの感じ」

をせっかくなら楽しんじゃおう。
私はメールどころか、最近おじいちゃん・おばあちゃんに絵葉書を送ったりしている。
この時期だからこそできるコミュニケーションを楽しむのもオススメだ。

⑤笑顔に涙〜THANK YOU DEAR MY FRIENDS〜

今、この曲を聴くと無性に友達が恋しくて涙が出る。

「また会えるから きっと会えるから
また笑顔して きっと会えるから」
「次会える時 いつになるのかな
次会えるなら みんな来るのかな」

うう…(涙)。
友達といつかまた会いたいねと語り合うこの頃。
その「いつか」がいつになるのかまだまだ検討もつかないが、きっと笑顔で会えることを、今は遠距離で願っている。

孤独に浸りたい時のあやや

①100回のKISS

「心まで入らないで」
「それ以上 のぞかないで」

なんとなく、踏み込まないでほしい時もある。
そういう時はとことん孤独に浸るのが良い。

「誰も本当の私を知らないわ」

そんな日もあるよね。
それでも100回スキだと言ってくれたら

「そしたら絶対 私は笑って
100回あなたを許せる」

から大丈夫。今はほっといて!
そんな時のための曲。

②涙のわけ

「深夜のラジオを「ながら」で聞いていた」

これまじで最近の私。
他にも

「チャンネルを変えても ニュースばかりで
笑いたい時には こんなもの?」
「メールを何人かに 打ってみたけど
空打ちの連打で つまらないよね」

ひとりの自粛生活に寄り添う歌詞ばかりだ。

「モーニング娘。の数の変化や
突然訪れるお天気雨」

コロナもまさにそんな風に突然世界を変えてしまった。

「未来なんて誰もわからないけど
今夜が一人なのは確実みたい」

はやく一人が確実じゃない未来が来るといいね。

③LOVE涙色

この曲も大好き。
あややには意地っ張りな曲が似合うのなんでだろう。
本当は複雑な感情がぐるぐる巡ってるくせに

「メールは返さない」

って強気な態度で突っぱねちゃうあやや。
あいつのことはきっぱり忘れた気でいたけれど、本当は

「素直に甘えたい」

ひとりの時間、誰かに連絡したくても意地を張って出来ずにいる人にぴったりな曲。

終わりに 〜笑顔に涙〜

いつ、どんな時にも寄り添ってくれるあややの楽曲たち。
つんく♂さんの作り出す音楽が素晴らしいのはもちろんのことだが、やはりそれを歌うのがあややだったから、世界観が完成されているのだと思う。

冒頭でも紹介した「松浦亜弥コンサートツアー2009秋 〜想いあふれて〜」はあややの最後のコンサートツアーであった。
コンサートの終わり、バンドメンバーと手を繋ぎ深々とお辞儀をしたあややは、顔を上げると涙を隠すように客席に背を向けた。
その背中には「Thank you」の文字。
ありがとうと言いたいのはこちらの方なのに、最後まで簡単には涙を見せず、溌剌とした笑顔で「松浦亜弥でした〜!」とVサインを決めるあやや。
アイドルとして、人として素晴らしすぎる。
まさに、笑顔に涙〜THANK YOU DEAR MY AYAYA〜である。

「平成最後のソロアイドル」とも度々言われるが、まさにあややはたったひとりで無限の愛を届けてくれた、私たちのヒロインだ。

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