見出し画像

「リコリス・リコイル」痛印の話

 痛印堂で大好評予約受付中、オリジナルテレビアニメ―ション『リコリス・リコイル』の痛印。「どんな彫刻文字(オーダー)もおまかせあれ♪」をキャッチコピーに、予約開始3日で予定数量を完売するキャラが出るなど、ご注目頂いております。
 初めましての方はぜひあなたの初めての痛印に“リコリコ痛印”を! 二度目まして、三度目ましての方はぜひこのめっさ可愛いリコリコ痛印を!今日はそんな私が主幹の痛印堂プロヂュースのリコリコ痛印のお話を。ぜひお買い物の参考になれば(なるのか?)と思います。

「リコリス・リコイル」とは

 原作を『ベン・トー』などで知られるアサウラさん。キャラクターデザインを『この美術部には問題がある!』、『負けヒロインが多すぎる!』のいみぎむるさん、監督を『SAO』、『WORKING!!』でキャラデザを務めた足立慎吾さんが担当する、なんと豪華な豪華すぎる布陣のこのクール大注目のオリジナルテレビアニメ。
 舞台は世界一治安が良いとされる架空の日本。しかしその治安は秘密裏に犯罪者たちを抹殺している治安維持組織“DA”によって守られていた。DAに所属する凄腕の暗殺者“リコリス”である錦木千束とある失態をきっかけに千束と同じ支部に配属された井ノ上たきな。普段は和気あいあいとした喫茶リコリコでの一面と暗殺者としての一面。そんな裏と表の世界を生きる2人を追った物語である。

”リコリコ痛印”のテーマは“裏と表”

喫茶リコリコの看板娘・千束とリコリスとしての千束。どっちが本当の顔?どっちも本当の顔。アニメ自体にも裏表の二面性が描かれています。キービジュアル第2弾でも描かれていたのは平和な世界とリコリスが暗躍する世界。そんな作品で描かれるものを最大限痛印でも表現するには…と思った時、そうだよね、と思ったのです。
(ハンコは、正しくは本体を「印章」といい、朱肉をつけて捺印したものを「印鑑」と呼びます。まぁ細かいことは気にしないというのが本音です。ここでは敢えて、捺したものを印影、本体に彫刻してあるものを印面と呼びます。)
 印鑑も印面と印影とが表裏一体となっているので痛印もとい、ハンコ自体、裏と表が存在するのです。「これはとっても綺麗じゃあないか!」と勝手に盛り上がり、一気に商品化まで進めました。笑。そして同時発売の印鑑ケースも両面のデザインが可能なので、ここでも裏表を意識したデザインに仕上げました。

「リコリス・リコイル」印鑑ケース

 リリースするなり速攻で予定数がなくなってしまった「リコリスver.」。千束とたきなの可愛さはあるけれど、シックでカッコ良さも感じる黒いボディ。この「リコリスver.」は、デザイナーに複数パターン出して頂いたのですが、「なるべく色がないように」というオーダーをしました。それはキャラクターの可愛さが全面に出てしまいすぎると、どうしても二面性が崩れてしまうと思ったからです。
 ちなみに、色々あってボツ案となったのですが、当初は戦闘シーンの千束とたきなのバージョンもありました。デザイナーさんには、千束とたきなを2体ずつ描いてもらうという贅沢オーダーでした。そう、あのキャラクター、描き起こししているんです。実は。キャラ画像を貼っただけじゃないんです。アニメ本編もそうですが、一見分からない、そんな細かい所もぜひ楽しんで欲しいですね。
 さらに、千束とたきなをイメージしたカラーリングの「ファースト&セカンドver.」それぞれが使う銃のシルエットも入り、可愛さとは反対にある作品魅力を表現したアイテムに仕上げました。

特典の捺印マットはプロデューサー自らがデザイン

 本当に申し訳ないのですが、特典となっている捺印マットは私自らがデザインをさせてもらいました。長年、画面上でのデザインやレイアウトをしてきましたので、約100mmの四角の中に、どう「リコリコ」の世界観を表現しようかと考えました。当然、テーマである裏表を意識した色遣いと世界の分け方をしているのですが、このデザインをやっているときはまだ放送が4話くらいまででしたので、素材も少なく、その中で千束とたきなの魅力的な所、リコリスとしてカッコイイところを選定したつもりです。

購入特典の捺印マット
「相棒ver.」(右)※既に終了
「リコリスver.」(左)

 そして「相棒ver.」は二人の可愛い姿を白い世界観で。リコリスとしての二人を中心にした「リコリスver.」は黒を基調として、二つの世界を表現してみました。これは『リコリス・リコイル』のラジオ、「リコラジ」でもキャストの安済さんが気づいてくださっていました。本当にありがとうございます!
 また千束とたきな、つまりはバディものだと思っていますので、「相棒ver.」はそれが本編中のカットで表現、「リコリスver.」は、千束とたきなのカットを円の線で繋ぐことで関係性を表現しています。

裏と表は商品画像にも

 プロダクトのデザインはもちろんですが、画像においても反映させました。通常の商品画像は反転した印面の画像を用意しています。しかし、今回のリコリコでは、キャラの可愛さ、面白さ、つまりは表の部分が見えればいい!という考えのもと、すべて鏡文字にはなっていない(通常のハンコの概念から言えば反対)状態で作成をしています。

千束の痛印のイメージ画像(喫茶リコリコ)
たきなの痛印のイメージ画像(喫茶リコリコ)

「リコリコ」と痛印を楽しんでください

 痛印が他のアニメグッズと違う所は、グッズに自分を関わらせることができることだと思っています。グッズに自分の名前を入れたり、好きな文字を入れたり、カスタムができるのです。どんな文字を入れても正解ですし、みなさんそれぞれが楽しんで買ってくれて、そしてそれをファン同士の交流の中で使ってくださったり、写真をSNSに上げてくださったりしてくれると本当に嬉しいなと思っています。
 痛印はハンコですけれど、ただのハンコではありません。自分はこの作品が好き!このキャラが好き!という“印”になるのが痛印です。自分が好きなものを「好き」と言えるのは大事なことです。「リコリコ」を機に痛印堂を知ってくださった方、初めて買って下さった方、たくさんいらっしゃると思います。ぜひ「リコリコ」と痛印を楽しんでくださると、企画者としては幸せです。

「リコリス・リコイル」痛印は痛印堂で好評予約受付中です!
痛印堂:https://www.itaindou.com/

ついでですので、YouTubeの動画もぜひご覧ください!

そんなわけで、12話を見終わったあとに書いているわけなのですが、
次週が最終回。どう完結するのか。完結しないで欲しい…続きも欲しい…
と思ってしまうリコリコ。
喫茶リコリコへようこそ♪ がまた観られることを期待して待つ…!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?