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24. 率先しての行動

私が大切にしている考え方の1つにこれがあります。何かを言われてから行動するのではなく、自身の気づきの中で行動する事が大切です。この事について経験したことを書きます。


誰もしない時はチャンス

以前からこのブログでも、日本人は「協調性」「共感性」が高いと述べてきましたが、私はどちらかと言えば誰もやっていないことがあれば、積極的に挑戦しようと思います。

なぜなら、特別な経験をするチャンスだからです。もちろん、迷惑になる行動は避けなければいけませんが、以前に次のような事がありました。


救命救急講習会での出来事

指導者として活動していたとき、消防署が主体となって救命救急講習会が開催されることになりました。

その時、私が所属するクラブの中で唯一の参加者でした。一般的には消防署に入ること自体稀で、また、具体的にどのように救命処置を行うのかを知らなかったので、興味を引かれました。

実際の講習は、消防署内の隊員が休憩や仮眠をとるような場所で行われます。

その時、総勢で約25名が受講し、最後に全員の前で代表がデモンストレーションを行う場面がありました。

私はすぐに手を挙げましたが、他に手を挙げる人は誰もいませんでした。

その時の私の心情としては

「こんな経験をする機会は二度と訪れないかもしれない。こんな貴重な機会だからこそ、ぜひとも挑戦してみたい」

と考えました。

もちろん、多くの人の前で行うので、失敗すれば恥ずかしい思いもするかもしれませんが、逆にできなかったとしても、指摘していただけるので、そのこと自体に価値があると感じました。

結局、問題なくこなすことができ、大きな指摘もなかったのですが、もし街中でこの状況に遭遇したら、きっと同様の心情になるだろうと想像できます。

「緊急の時に恥ずかしいからできない」そんなことがあれば、この講習を受けに来た意味がないと感じました。

良い経験ができたので、消防隊員の皆さんには貴重な経験をさせていただき、心から感謝しています。


行動しなければ学べない

先述の救命救急講習会の話もそうですが、自ら行動しなければ学ぶ機会を逃すことになります。

先日、会社のビルの前で倒れている高齢の女性を見かけ、一人の若い男性が声をかけていました。

その場所は歩道で、多くの通行人が行き来していましたが、高齢の女性を気にしているのはその若い男性だけでした。

ただ、その男性もどう対応すればいいのか困っている様子だったので、

「どうされましたか、どこか痛いですか?」

と私は倒れている女性に声をかけました。幸い、彼女は意識がはっきりしており、自分で起き上がろうとしていましたが、うまく立ち上がれない様子でした。

「救急車必要ですか?」

と声をかけたところ

「いいえ、大丈夫です、ただ起きれなくて」

と言われたので

「それでは、私の肩を貸しますので、それで立ってみましょうか」

と声をかけると

「ありがとうございます、助かります」

と言われたので、肩を貸して起こしてあげました。

どうやら雨上がりで地面が滑りやすくなっていたために転倒したようです。幸い、頭などを強く打っていなかったので、大事には至りませんでした。


後悔をしないために

先ほどの経験からもそうですが、自ら考え行動に移すことを躊躇していたら、きっと後悔していたと思います。

目の前の状況から感じる素直な直観に従う事が大切です。

この瞬間に起こる出来事は、すべて新たな経験につながる可能性を秘めていると感じます。

普段とは違う、何か特別な状況が訪れたときには、自ら考え行動に移すことに積極的になることをお勧めします。

行動を起こさなければいつもの日常で終わってしまいますが、行動を起こすことにより、特別な1日に変える事が出来ます。

たとえば、電車の中で席を譲るべき人に気づかなかった後、そのことに気づくことがあります。

そんなとき、心の中で

「ごめんなさい、気づかなかった...」

と、思ってしまう事があります。このような時は、1日もやっとした気分で過ごす事になります。

特別な状況はいつ訪れるかわからないので、常に行動を起こせるように心に余裕をもって生活してみてはいかがでしょうか。

それが、特別な1日になるきっかけかもしれません。

お気持ち感謝に尽きません🙇‍♂️