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107.Branding経営

株式会社イマジナYoshiki Sekino さんのセミナーへの参加と、著書を読んだ感想について。


グッドタイミング

この書籍を手にしたきっかけはYoshiki Sekinoさんのセミナーに参加したことでした。参加した理由としては、DMでYoshiki Sekinoさんの想いを感じたことと、自社の改善へのヒントになればとの思いでした。

実際の内容は、あまりにも私が抱えていた問題点にフォーカスした内容で、奇跡的とも感じました。管理職と私の間に大きな隔たりを感じていたのでこの点の改善を模索していたなかでの参加でした。

また、セミナーの最後にこの著書を頂き、無料のセミナーであるにもかからず多くの学びを頂けたこと、感謝に尽きません。

桂 雀太 さんのお言葉をお借りして、まさにグッドタイミングです。年始から体調を崩しておられるようなので、回復を心よりお祈り申し上げます。


インナーブランディング

まず一番に強調されていたのがこれです。私の中では初めて聞く言葉でどのような意味を指すのか不明だったのですが、セミナーを通してその意味を深く理解出来ました。

書籍で書かれている内容も、セミナーとリンクしており、中でも中心的なメッセージと受け取れました。外向け(アウターブランディング)については、多くの企業が行っており理解しているのですが、内向をされている企業は実際少ないのかもしれません。

私自身も今まではどのようにして良さを伝えるかばかりに目が行くことが多く、社員に対して十分に目が向いていないと感じました。

もちろん、私は指導の質を重視しているため、若い社員に対してはその意識が強かったのですが、セミナーや書籍でキーパーソンを管理職としていたところが、私にとっては新たな気付きでした。

もちろん、最終的にはアウターブランディングも重要で、インナーブランディングと一気通貫していることが重要と説いていました。


管理職の重要性

確かに実際に社員の育成はどこの企業でも管理職が担うこととなります。であるならば、彼らが企業の理念を理解していなければ、社員にそれを伝えることが出来ないのは、当然のことと言えます。

多くの企業代表者は当然のことながら強く理念を理解し、それを伝えようと努力しているはずですが、思いのほか管理職に向き合うことが疎かになりがちなのかもしれません。

それは「長年勤めてきているし、それぐらい理解しているだろう」という思い込みから、そうなってしまうのが現実です。私自身もそうでした。

現在の弊社の状況もまさにそれで、小さな企業がそうであるならば、企業規模が大きくなるにつれ、よりその傾向は強くなるはずです。

とはいえ、その点を理解し理念を浸透させ改善している企業も多く存在します。であるならば、その事例などを参考に改善に向く必要性がある。

このような内容をセミナーと書籍で伝えておられました。


人の重要性

見過ごしがちですが、企業が作り出すモノやサービスは全て人のためです。利益などの数値に目が行きがちですが、目的を見失ってしまうと大きな間違いを犯すことになる。

そうしたことから、最も重要なのは人であり、企業であればそれは社員となります。社員が自社が提供するモノやサービスに自信や誇りを持てなければ、利用する側も魅力を感じられず、実際の売り上げにもつながらない。

このことについても丁寧に解説されていました。


言語化

インナーブランディングをうまく言語化している点が、この書籍の素晴らしい所で、内容が誰にでも理解できる形で書かれています。

また、その重要性についても実際の例を参考に解説されており、落とし込みやすい内容と感じました。

ビジネス書は専門的な用語が多用されたり、分かりにくい記述が見受けられるのですが、これを極力少ないページ数でシンプルにまとめられている所がより深い理解につながったと感じます。

そのため、一気に読み終えられる量でした。


まとめ

私は今までコンサルティングについては信用していませんでした。というのも、まず初めにそのサービスを提供にするにあたって

  • どのような価値を

  • どのような想いで

  • どのような方法で

本来であれば、これを先に伝えたうえで、相手が興味を示した段階で初めて話しが出来る段階だと私は感じているのですが殆どのコンサルティング会社は価値しか伝えません。

それも、当たり障りのない内容に終始します。

しかし、今回の株式会社イマジナさんは、先にGiveを行ってくれました。しかも、私の視点からすると現時点で十分に改善できるヒントを頂きました。そうなると、サービスにも興味が自然と向きます。

また、セミナーの中で特に印象に残ったのが

「一地区で業種のかぶらない一社にサポートを限定している」

これです。これが言えるのは自社のサービスに自信があり、競合しない形でサポートすることで、その一社に全力で向き合う意思表示と受け取れます。利益を追求するとこのような形は取れないと思います。

今回のように第3者が共感し、良さを伝えることが最も効果の高いアウターブランディングであるといえます。ちなみに私は何も利益を頂いていてはおりませんし、関連企業でもありません。よって一切の付帯はありません。

初めて信頼に値するコンサルティング会社に出会ったと感じました。この出会いを作って頂いた Yoshiki Sekino さんには感謝に尽きません。

お気持ち感謝に尽きません🙇‍♂️