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宮崎シーガイアトライアスロン2018レビュー

第20回記念の宮崎シーガイアトライアスロンに参加&完走してきました。

全体のリザルト(2018年)は下記です。

と、その前に前日の移動が、今回の豪雨被害で大誤算。

高速道路が使えず、九州山地を超えようとしても峠が通行止め。

最後は、鹿児島県まで出て宮崎入りしました。

下道を所要時間、9時間。

なかなかハードな遠征スタートになりました。

ここから、今回の宮崎シーガイアトライアスロンのレースレビューをします。

2017年11月に出場したITUワールドカップ宮崎とほぼ同コースだったので、安心して臨めるかと思いきや、実際走ってみるとなかなかそうではないことになったので、その様子も書きます。

まず、当日の天気は曇り。湿度は96%と暑さはそこまではないものの、湿度による発汗に注意が必要だろうと思われるコンディションでした。

スイム目標タイム:27分20秒以内

いつもどおり会場に到着し、トランジションのセットを済ませます。

そして、ウェットスーツを準備して、スイムのスタートエリアに向かう途中に雨が降り出し、スタート時には土砂降りになりました。

この土砂降りは、バイク終了時まで続くことになり、暑さをしのぐ点ではメリットがありましたが、道の水たまりやUターンなど気を付ける箇所も増えます。

さてスイムコースですが、到着してすぐに下見をしたのですが、防波堤のない場所から流れてくる波がブレイクしています。

サーフィンでもできるような波が出来上がっていました。汗

すでにコースロープも設置されていたので、一通り確認しますが、特に防波堤に近くなるエリアが難所になりそうです。

ITUワールドカップのときは、全体的に防波堤に守られたエリアでコースが設置されていましたが、今回は異なりました。

スタートは、バラモンキングでごちゃついて痛い目にあったので、今回は前に並んで混雑によるバトルを避ける狙いです。

自分はこれまでの経験上、ビーチスタートが得意ということも、この戦略も狙いにあります。


スタート後、沖に向かうため、迫ってくる波との闘いです。

うまくコースロープを右に確認しやすい位置を取れたので、それを信じてスイム。ヘッドアップしてもブイを確認できない可能性が高そうなので、できるだけヘッドアップを減らしました。

そして、スタートダッシュでバトルも回避できました。(かなり心拍は上がりましたが)

第一ブイを回ると、難所エリアです。

感想は、すごかったですね。

右ブレスでコースロープを確認するんですが、波で体が浮き上がるので、ブレスするときにコースロープがはるか下に見えるんですね。笑

必死さ半分、冷静さ半分で泳げていたので、このスリルを意外に楽しめました。

第二ブイまで行くと、ビーチに戻るので今度は波が押してくれます。ちょうど追いていけそうな選手がいたので、ドラフティングしながら心拍を整えます。

1周目が、13分半でした。

コンディションが悪いので、まずまず。このペースでスイムアップを目指します。

2周目は、後続のウェーブの選手がいるので、1周目の注意点に加え、コースロープ際の選手をうまくパスしていくことを頭に入れて泳ぎました。

結果は、27分48秒。(30歳代男子11位)

コンディション的に目標とか言っている場合ではなかったので、内容的に上出来です。

前回の51.5の鞆の浦でも感じたのですが、自分はビーチスタート&悪条件(波が高い)のときに結構いいスイムアップができてます。

今回も、このタイムは大満足です。

バイク目標タイム:1時間15分56秒以内

ここで計算外だったのは、スイムアップからトランジションエリアまでの距離が相当あることです。300mはありました。

事前に確認していましたが、トランジションエリアの左端(一番遠く)から入ると考えていませんでした。

シミュレーション不足ですね。

そして、これで結構心拍上がりました。

バイクは、すでに道具が全部びしょ濡れです。

若干戸惑いましたが、大きなタイムロスはなくスタートしました。

プレビューでも書いたとおり、AV32km/hで考えていたので、それを淡々と。

しかし、雨で路面が濡れているのと、路肩には水たまりがたくさんできていたので、キープレフトと言えど、スピードダウンを避けるために気持ちセンターよりを走ります。

道中は予定通りの抜かれ放題。

35km/hで走っているときでも、並ぶ間もなく抜かれて行くので、「いったい彼らは何km/hで走ってるのか?」と考えてしまうので、ペダリングに集中するように修正します。


1周目を走ってわかったことは、ゴルフ場の並木道は往路が若干上っていることです。ここで、スピードが落ちないように気をつけようと自分に言い聞かせながら2周目へ。

有料道路は、若干傾斜がありますが、往復考えると気になるほどでもないので、しっかりAVをキープすることは変わりません。

2周目は、1周目より余裕が出てきて、雨は強いものの集中できました。

しかし、有料道路に入ると向かい風が出てきて、耐える展開。

抜かれるのは、集団でまとまっているグループだったのでドラフティングの要素も結構ありそうでした。

自分は力不足で追いていけません。

バイクのタイムは、1時間15分18秒。(30歳代66位)

AV32km/hはきっちりやれたものの、今後はそれ以上のレベルアップが必要ですね。

とりあえず、ノルマは達成。

ラン目標タイム:46分39秒以内

そこからランです。

トランジションの自分のラックが一番奥だったので、ランのトランジション最中の選手を交わしながら進むのに若干苦労。

ランへの移行自体はスムーズにいきました。

最初1kmは、4:28/kmとイメージどおり。

しかし、ここで最近悩まされている右腹痛がきます。

やっぱりきたかと憂鬱な気持ちになりながら、耐えて走っていました。

3km地点まできたところで、今度は左腹痛。

少しは耐えましたが、そこで完全に気持ちが切れてしまいました。

歩こうかと思いましたが、「遅くてもいいから走ろう」と自分に言い聞かせて、5:45/kmぐらいのペースで黙々と走ります。

結局、腹痛が治ったのが9km地点ぐらいで、万事休す。

そのまま、ペースを維持してFINISHしました。


肉体的にも精神的も辛いランでした。


自分なりに原因を分析すると、食事は4時間前に摂っているので消化不良ではなさそうです。

バイクまではいつも何ともないが、ランになると痛くなるので、体の上下動の揺れが影響しているのでは?と考えているところ。

いつものランニングでは、上下動が9cmぐらいあり、これがずっと気になっています。

フォームの見直しや心拍を上げて体に慣れさせるトレーニングに取り組むことが、今後の対策だと思っています。

特に、フォームは色々と試行錯誤します。


結果は、ランが52分55秒。(30歳代71位)

総合タイムが、2時間42分23秒。(30歳代44位)

目標(総合タイムが2時間半)には、遠く及びませんでしたが、これも結果なので仕方ありませんね。

だけど辛い中でも、最後まで足を止めずに走り続けた点は、良かったです。

今回はダメでしたが、

チャレンジに失敗はつきものですからね!

それさえ楽しみたいもんです。

最後に、この大会に関わっていただいた関係者の皆さん、ありがとうございました。

特に、雨の中でも高校生がたくさんの声援をくれました。

自分が高校生だと、サボることばかりしか考えてなかっただろうなと思いながらランしていました。感心しました。

さらに、今回はトライアスロン初参戦でオリンピックメダリストの松田丈志さんが招待?で参加されていました。

スイムのタイムはさることながら、

ご自身がゴールしても、FINISHで選手全員にハイタッチや握手をされていました。

(少なくとも、私がこれまで参加したトライアスロンレースで招待選手がここまでの対応をしていることはないです。)

比べる必要はないと思いますが、

この姿を見て、日本でメジャーなスポーツである競泳との差を感じずにはいられませんでした。

こういう動き&活動をされているから、日本の競泳は強いんだと思います。

ま、それでも、トライアスロンは最高ですが。

以上が、宮崎シーガイアトライアスロン2018にレビューです。

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