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【お知らせ】 ロゴマークがついに誕生。

「小川まちやど」のイメージって、実はあまりビジュアルで伝えられてきていなかった気がします。

「ツキ」は2019年にNPO法人あかりえが、「三姉妹」は2021年に高橋かの個人が、「ジットハウス」は中市里美とバーTRANSITのマスター(田中慎太郎さん)が共同で立ち上げ2022年に株式会社わきまが許可を取って開業…というように、それぞれ別人格が別時期にちょっとずつ異なる想いのもとスタートした、というのも、少し特殊でそれ故かもしれないですが。

でも、全ての立ち上げを一当事者として見てきた高橋からすると、軸になっているものは同じと言っても過言ではなく、この新しいロゴには、その3宿に共通する想いやイメージを込めてもらいました。


1.「小川町」の宿であること

ロゴマークのデザインをお願いしたのは、水迫涼太さん(※1)。アートディレクター、イラストレーターとしての顔も持ち、小川町に実際に素材収集に来てくださった時にも、写真やノートのメモをもとに、一緒に町の特徴や宿のコンセプトについて話し合えた時、とてもわくわくしたのを覚えています。

(※1 未公開ホームページの「小川まちやどについて」の写真に2回も登場している、メガネをかけてカメラを下げた笑顔の彼です…!笑)

そこで話したと記憶するのは、こんなこと。難しくしすぎず、宿のお客さんが初めて小川町に来たとしても、スッと納得できるかなという温度感を大切にしました。

  • 連なる山々と流れる川と、小川の盆地の真ん中に広がる人の営み、灯り。

  • その景色が宿の一部であり、切っても切れない存在。

  • 景色はたえず変化。場所によっても見えるものが変わってくる。

  • 川の周りに灯りが点り、街全体が一つの宿に見える=“小川まちやど”


2.落とし込んでできたロゴマーク

「家」にも「窓」にも「小川(漢字2文字)」にも見えるグラフィックと、可愛らしさとちょっと古めかしい雰囲気も感じるフォントで構成されました。

よく見ると角が全部丸くなっているのが柔らかくて、かわいい。そして、パズルのように全部バラバラにしてもかわいい。とりあえず、かわいい。(語彙が乏しくすみません)

最初、白黒でも考えてもらっていたのですが、色が入り、グラデーションが入り、明るく清々しい小川町の昼の景色が表現されました。

【小川まちやど = 小川町 + 宿

“まちやど”構想にものすごくインスピレーションを受けながら、実は、もっとシンプルに、「小川町そのものでできている宿でありたい」という小川まちやどの目標。そんなものも込められていて、運営者や関係者の立ち返る場所にもなってくれるであろう、心強いロゴです。


3.3つの宿への展開

さらに面白いのが、3宿への展開!「小川まちやど」を構成する3つの宿泊棟が、色とイラストでキャラ分けされています。

これは、もともと、ホームページに載せる際のアニメーションを考えていたことから始まり、コピーライティング(※)と並行して制作してもらったものです。

ツキは川に写る月と夜も宿でゆったりしてもらうイメージ、三姉妹は三つ子の表現と花街の歴史を感じるイメージ、ジットハウスはまちなかに繰り出していろんな人や場所と繋がるイメージ…。

玄関のサイン(※)は、ツキしか制作できていませんが、これから、三姉妹・ジットハウスも追って制作・設置していこうと思います。

きっかけとなった「季節×時間帯」での色展開図

(※2 コピーライティングは池田 太朗さん、サイン設計は(水迫さんと一緒に)ツキ改修の設計者でもある児林幸輔さん、全体のディレクションは柳瀨武彦さん…という小川町の「UNE STUDIO」メンバーが手がけてくれました)


(おまけ)実現しなかった案たち…絞り難かった…!

22.08.01時点 一回目の打ち合わせでいいねとなった3案
22.08.01時点 宿の灯り、人のあたたかさを表現した案
22.07.13時点 畳のモチーフにいろんな日常の光景が映し出される案


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