もうやめますと言わなきゃいけない
うっかりした。
着地点を確認する前に「やります」と言ってしまった。
おろかちゃん。
ヤマダにキャラクターの洋服デザインを頼まれた。タダで。
「やります」と言ってしまった。
蓋を開けてみたら、なぜ今のデザインの服ではダメなのかが納得できなかった。
新しく服を作る目的が納得できなかったのだ。
納得できないので、オガワにはできなかった。
なんで納得できないのか分かったかというと、その服を数年で別のデザインにマイナーチェンジすると言ってきたからだ。
あ、キャラクターの運用にかかるエネルギーの使い方が違うな、と思った。
これはヤマダと話していて時々感じていた感覚で、それも当たり前で、ヤマダにとっては一生分の趣味だからそれで良いのだ。
でもオガワは別に趣味があるから、そんなに長期的な関わり方はできないので、短期間でエネルギーを使いたくなってしまう訳だ。
オガワ、ちょっと記憶力が良くないので、そういう他者との認識の格差や注意事項を自分の価値観に引き寄せて判断して失敗することがよくある。
それまで、ゼロから服をデザインするなんて作業を他人とやったことはなかったので、オガワはとても意気込んでいたが、これではオガワが倒れてしまう時間とエネルギーの関係値になってしまったので、このエネルギーの使い方はやめると言わないといけない。
初めに話を聞いて感じていた認識の齟齬について、しっかり擦り合わせていれば今回のようなことは回避できたかもしれない。
間違えた。修正する。
ヤマダには途中でやめることを謝らないといけない。ごめん。
後日、途中でやめる旨と謝罪をヤマダに伝えた。
あまり上手く言えなかった。
オガワとヤマダと、ヤマダのキャラクターについての距離感の話をして、ヤマダのキャラクターにオガワが近づき過ぎているのが良くないという話をしたのだが、あまり伝わってないと思う。
それをするには上の時間とエネルギーの使い方の関係の話をしなきゃいけないんだけど、それをまたすっかり忘れていたというか、そもそもこの日記を書いてるのがヤマダにやめると言ってから書いてるので、今書いていて「ああここで間違えたのか」と総括している有様である。
今後はきちんと話を聞いて、
・仕事か趣味か
・それを作る目的は納得できるか
・オガワが関わるタイミングはそこで正解か
を確認してからやるかやらないか決めようと思った。頑張る。