『ソードアート・オンライン オーディナルスケール』

2023.06.21
上記観測。
これは劇場で見たのだが、前回と前々回の記事を書いて、もう一度見ようと思った。
やはりオーディナルスケールが良過ぎた、という見解は正しかった。
プログレッシブと違って無料で見られるので、もうとっとと見た方がいい。
人生のセーブポイントになる。

これ、脚本原案が川原礫ご本人なのである。
SAOが1番勢いのある時に作られた劇場版であり、シリーズ初の劇場版であったため、気合いの入り方も尋常ではなく、恐るべきクオリティを誇る。
顔も皆1種類。
あと撮影が「良い」。

オガワは第1期の毛先全部にグラデーションをかけた後画面にもグラデーションをかけているあのちょっと重い感じが、鋼鉄城アインクラッドから返る光の加減と、いきなりデスゲームに放り込まれた彼らの心情を表している感じがして好きだった。
特にこの効果が効くのがボス戦なので尚更。

オーディナルスケールの終わり方も相まって、最近ずっとアニメを作るばかりで、見ていなかったのがここに来て色々爆発してしまい、
途中で止まっていたアリシゼーション編を7時間かけて一気に見てしまった。
面白かった〜。
ガブリエルに1ミリも救いが無くて、泣きながらキリえもんに救いを乞うたが、ついぞ実現されなかった。
オガワはちょっとね…シナリオを拗らせてるから、「完全な悪」って意味が分からなくて引いてしまうのだ。
幼少期をくぎゅという大物声優が演じるあたり、かなり丁寧に幼少期の情報量を重ねようと試みた節がある。
多分彼はアリシアを殺した時から精神的な成長が止まっている。
これは結構、重要な設定だったと思う。心が子供のまま大人になるには、当事者が相当過酷な目に遭わないと「そう」ならないからだ。
オガワは小説を読んでいないから分からないが、そもそもアリシアを殺す前に何かあったんだと思う。
ま〜「好きな子を自分の手で殺害してしまった」というのが成長停止のトリガーになっても不思議は無い。

昔、『アイシテル』というドラマがあって、子供が子供を殺してしまった後の当事者たちの壮絶な人生を追体験できる。

ガブリエルの人生は大枠あんな感じだったと思う。
その事を思うと、やはりオガワはガブリエルも助けてあげて欲しくなってしまうのだ。

またSAOは続編を企画している。楽しみ。