映画『シン・仮面ライダー』

2023.07.22
上記観測。全四十数話の総集編劇場版といった感じ。
めちゃくちゃ血が出てびっくりした。こんなん子供が見たら泣くぞ???大丈夫だったのか???

と思ったらレーティングがPG12だった。
親たちはなんとなく察していたということだ。
独り身のオガワだけ全然分かってなかった。羞恥。

概ね面白かった。変なカメラワークと、通常より多いカット割、あと「大人がガチで戦うと戦闘がモッタリする」という事実が相変わらず庵野節として効いている。
監督は庵野さんじゃないんだけど、大体いつもこう。
演者たち、その年になってから仮面ライダーやらされると思ってなかっただろう。お疲れさま…。

最後の方でヒーローにヒーローを続けさせたのがただの人間だった。

オガワはこういうのに弱い。
ヒーローは物語になるが、ああやって日々頑張ってるモブは物語にならない。ならないけど確かに居たのだ。
世界は物語になり得ない人々の働きで出来ている。ということを担保された。
オガワはこういうのに弱い。

追記、
トンネルのシーンでバイクの行列組んでるシーンが良かった。
この映画いつもモブCGがマジで1人をコピペしてるタイプのCGなんだけど、それでもかっこよかったのはここだけ。
若干アキラ的カメラワークが入るのでそこが好きなんだが、表現として連なるバイクの光の新しいけどダサくない形を見た。