DIY 配信関係箱

「配信関係箱」…配信用の道具がまとめられた箱のこと。

未来のオガワへ。

オガワはものづくりを続けていると思考プロセスを忘れる事があるだろう。
あれ、良くないので、思考プロセスをメモしておくぞ。

オガワ、時々アニメ作りの様子を配信している。
iPadで作画しているが、使用しているMac Book proが古すぎてサイドカーが使えないので、キャプボを噛ませている。
そしてマイクが有線、イヤホンは無線と有線両方。
それを勉強机の中にしまって、都度取り出していた。
そのマイクのコードが3mくらいあるのだが、だんだんほどけて四方へ広がり始めてきた。
キャプボとiPadを繋ぐコードもぐちゃぐちゃで、机の中でマイクとキャプボが絡み合う事態になった。
これではまずい!と思い、全てを程よく収納する箱を作る事にした。
要するに「キャプボも入るコード隠し」である。

【着地点の洗い出し】

だいじなことは
1)机に入ること
2)キャプボが入ること
3)使わないコードと使うコードが絡まないこと
4)配信終了時、コード類を収納できること
5)配信中も必要なコード以外箱から出ないこと
6)箱の仕様変更性が高いこと

【構想】

さて、では材料集め。
まず箱がいる。
机の内部の高さは約50mm。
横幅は380mm、縦は、ノートを入れるスペースが欲しいので110mm。
柔らかい素材がいい。カッターで切れるような…それでいて箱としての機能は失われないもの…

お菓子の箱はどうだろうか?
ちょうどココリス「メープルマロン」の箱があった。

高さもちょうどピッタリ50mmである。

さて、では穴あけ。
どこにどのコードを通すか、位置関係を明らかにする。

配線(従来)

↑これを

配線(未来)

↑こうする。
線を跨がないので、絡まらない。
あ、でも穴から通した配線を毎回しまうのは面倒だ…
蓋の方にも穴を開けて通すか。
蓋と本体の間に穴を開ければ「通す」という作業もいらないな…?
こうだ!

箱 構想

かくして、ココリスのお菓子箱は天板に穴を開けられた状態でお役御免となった。
大まかな配線の収納位置シミュレーションについて、大きな働きをしてくれた。

構想の箱はちょっと薬箱に似ている。
大きなピルケースとかもこのタイプじゃなかったか。
高さがネックかもしれない。
しょうがないから箱を手作りするか考えていた…
しかし箱を作ると、だいじなこと6番の「仕様変更性」が下がる。
ギリギリまで粘りたいところだ。
幸い2月いっぱいはアニメを作る余裕がないので箱を探していてもいい。

ホームセンターの道具箱に丁度いい大きさのものがあった。さらにカッターで切れるポリプロピレン製だ。よし。よし!

【設計図】

それでは箱の設計図を書く。

赤い印の箇所に穴を開ける

穴の大きさはコードが通るくらい。
まず穴の四隅にドリルで穴を開けて、そこにカッターを入れて切っていくと楽。
ドリルは軽率に使えるので、木工用ドリルビットと充電式ハンドドリルは財布の隙を見て買っておくといい。

【完成】

なかなか悪くない箱ができたと思う。
ダイソーの粘着フックでフタにコードを巻きつけられるようにしてみた。

みぎ(INPUT・マイクジャック)
ひだり(OUTPUT・マイク左・間違えた穴)

底部に束ねたマイクコードを固定するための針金を通す穴がいくつかある。

所要時間は大体3時間程度(箱探し期間は除く)。
カッターで穴を広げる作業に時間がかかる。
富豪だったら15mm径のドリルビットを買っていた。

【使用したもの】

◆本体

  • プラスチック工具箱(蓋止めの部分が上にも外にも飛び出さなくて、多少の内部圧力では開かないところがお気に入り)

◆しるしつけ

  • マッキー 黒

◆穴あけ

  • クロマツ 充電式電動ドライバー(手動でも良い)

  • タカギ 木工・樹脂兼用六角軸ドリルビット 3ミリ、6ミリ(3ミリだけでもいい)

  • オルファ カッター

  • カドクラから借りた穴をデカく広げる工具(無くてもいい)

  • あて木(穴あけ箇所の下敷き。持ち家であれば無くてもいい)

  • 新聞紙(クズ対策)

◆コードまとめ・固定

  • ダイソー 粘着式コードフック 大

  • ダイソー コードまとめ(マジックテープ)

  • ダイソー 園芸用はりがね

キャプボに関してはこの記事にリンクがある。