映画『ゴジラ-1.0』

2024.05.12
上記鑑賞。

直前に『桐島、部活やめるってよ』を見た。神木隆之介つながり。

『シン・ゴジラ』の方が好き。しかしこのゴジラが海外に大受けした理由も分かる。
海外エンタメ的で、ゴジラの攻撃力を原爆の描写で見せている。
あと昔の日本の描写。
このあたりの描写が非常に克明である。

普通に金をかけているのに、低予算という噂を信じ込まれたのは可哀想だと思うが、何しろ合衆国の海モノは300億くらい普通にかけるので、どちらにせよ低予算なのが皮肉である。
山田裕貴が民間の漁船を連れてくるところは『ダンケルク』みたいだなと思った。こういうところが海外エンタメ的なのだ。
あと佐々木蔵之介が黒澤明の描く「てやんでえ親父」。黒澤明だけは外国人に分かるから、この辺も外国人に受け入れられやすい。

さらに『ダンケルク』と違って、見た目でキャラが分かるのが外国人ウケした要因のひとつだと思う。
神木隆之介と山田裕貴がどっちか分からない問題も早々に片方骨折させてわかりやすくしていた。
あとはメガネが学者で、不精髭がてやんでえ親父である。
1番分かりづらかったのは安藤さくらと綺麗になった浜辺美波だろうか?
彼女らも着物と洋服で差別化していたので、ちゃんと見てればそれなりに分かるはずだ。
群衆で分かっていなければならない人はデカかったり足を引きずっていたり、まあとにかく要所要所の「キャラクター像」がわかりやすい。
これが「外国人の顔が覚えられない人」の助けになる。うまい!丁寧な作り!えらい!
『ダンケルク』はサボった。『桐島、部活やめるってよ』もサボった。
『シン・ゴジラ』もまあまあサボっている。
それでも『シン〜』の方が好きなのは、運良くオガワが日本人だったから。
日本人でよかった〜!