WAIS-Ⅲとオガワ

IQ診断をしてきた。WAIS-Ⅲ知能検査という。
クイズノックに影響されて。
というのは建前で、常々精神科医療者との関わりを持ちたかったのだ。

日本の精神医療は、まず体に不調をきたすまで放っておいて、体に不調が出てから初めて病院に行って診断書をもらって治療に入る。
極めて効率が悪い。
歯医者なら歯石除去やホワイトニング、内科なら人間ドックのような、「疾患」になる前の検査的な診察制度が存在しない。
アメリカには犬が死んだだけで行ける心理カウンセリングがあるというのに(そもそもアメリカには健康保険制度が無いので、人間ドックすら全額負担だが)!

ともかく、日本は精神疾患についての医療設備が海外より遅れている。

オガワのような「病気になりかけ」は、今のうちにある程度の回復を試みたいが、なかなかパイプが繋がらないので、今回は良い機会になった。

さて本題。検査の結果について。

総合107点で、おおよそ平均的という結果になった。
言語化の能力が平均より高いそうで、今こうして趣味でnoteを書いていることがストレス発散につながる所以もそこにあるというわけだ。
小学生の時に給食についてのコラム記事を学校から任され、300円稼いだ事があるので、おそらく本当に周りの同世代より得意なのだと思う。

あとは若干視覚情報を上手く読み取れない傾向があるらしい。
地図屋として、画像検査系の仕事が周りの同僚より少し遅いのもそのせいかもということだった。
これもとりあえず納期に間に合っているので、許容範囲内ではある。

オガワは言語記憶の人だった。
これは意外だった。今までずっとオガワは映像記憶の人だと思っていたので。
しかしこれも、音としての言葉とその時の視覚情報を繋げるのが得意という話で、元を正せば言語記憶だったのかもしれない。
英語のテストのスペル問題で点が取れない人だったのも、視覚情報を素早く正確に把握できないからだったと思うと納得がいく。文字は記号なので。
加えて方向音痴も治らない。これもまた理由があったということだ。
まあ、つまるところそういう「個性」ということ。

まとめとして、オガワの疲れやすさはやはり察する文化を根底に持つ日本人的な人間関係から来ており、そうは言っても平均より少し高いくらいのIQがあるので過剰適応などに対する内的要因は特に無いということになった。
最近感じている疲れやすさは「運動不足」が大半の要因を占めているという結論に至った。
同遺伝子保持者から口うるさく指摘されている事だ。
見てみぬふりをしていたが、もう言い逃れはできまい。
踏み台昇降を本格的に再開することにした。