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私がやさしいかくめいラボを抜けたわけ

私がやさしいかくめいラボを抜けた理由

※ここで挙げるのは一部ですが、その一部に全員が該当しているわけではありません。まともな起業家だっていますしいい人もたくさんいます。あくまで全員ではないのでそこに注意して頂けると幸いです。


どうも、初めまして。やさしいかくめいラボの運営「だった」おがとです。ツイッターから飛んでくれた方は初めましてではないですね笑
お疲れ様です、おがとです。ここではあえて本名で名乗らせていただきます。小川秀人です。

まず初めに、やさしいかくめいラボを知らない人がこれを読んでいる可能性もあるので簡単な説明を。

やさしいかくめいラボとはクラウドファンディングで有名なCAMPFIREの社長、家入一真さんが立ち上げた起業家コミュニティ(でしたが起業家以外が増えたため今はプラットフォームになっている)です。起業に興味ある、もしくはプロダクト開発に関わっている・いきたい、10代の子の集まりとして始まりました。コンセプトは世界を変える100人の若き革命家をつくる、というもの。

さて、私がこれに関わるのはやさしいかくめいラボが発足する前日、忘れようもない12月9日にまで遡ります。私は元々家入一真さんのファンで、尊敬する経営者として日頃からツイッターを拝見していました。未だにツイート通知を付けているほどです。そんな家入さんがとあるツイートをします。こちら

https://twitter.com/hbkr/status/1071764341806915586?s=21

家入さんにフォロバしてもらえる!?その時の私はとても驚きました。ツイートは消してしまったのですが「フリーランスで生計を立てています!20歳ですが大丈夫ですか?」という返信をしたのを覚えています。尊敬するあの家入さんがフォロバしてくれるなんて!と感激でした。その次の日です、やさしいかくめいラボが立ち上げられたのは。もちろんすぐに入れていただきました。初期メンバーと言うやつですね(懇親のドヤ顔)
まあ入った時期なんて関係ないのですがね笑

ここから私のラボ生活が始まります。初日の時点で数百人が入ったものですから自己紹介ですら追いきれませんでした。片っ端から面白そうな方を見に行ってはツイッターをフォローしていったことを覚えています。少しして私は効率的にラボの多くの方と知り合おうと考えを巡らせます。そして辿り着いたのがボイスチャットでした。ボイスチャットにずっと待機していれば誰かが入ってくるだろうと通話を開始しました。人が入ってくるのはすぐでした。私がボイスルームにいるのを見かけた人が入ってきました。大体この時の方たちはそこからずっと仲良くしています。そこで挨拶をしながら夢を語り合ったり今やっていることを紹介し合ったり…どんどん人数が増えて色んな方と知り合いました。正直この時がラボの全盛期だったと私は思っています。沢山のすごい人、面白い人が入ってきて毎日お話をしました。

さて、ボイスチャットは安定だったのですがね、1~2週間もして落ち着いてくるとラボが明らかに活発でなくなってくるんですよ。興味本位で入ってきた人達が飽きて来なくなったんですね。この考えには理由があるのですが後ほど話します。

この後のラボは知名度が上がりどんどんメンバーが増えていきます。すると知名度が上がったことで今まで家入さんを知らなかった中高生などもどんどん入ってくるようになりました。そこまで意識の高くない大学生も含みます。と、ここに来て私は最初のコンセプトとのズレを感じ始めました。100人の若き革命家をつくると言っていたため、「ビジネストークをガンガンして経営者同士で提携を結んだりラボ内で仕事を回したり」というのを想定していたんですね。多分そういうつもりでラボに入り、残念に思いながら抜けてった多くの人たちは俺と同じ気持ちなはずです。その後はラボ内で仕事をいくつか貰ったものの結局今日まで、私が思ったような形にはなりませんでした。

さて、私がラボに不満を持つようになったのはここからです。高尚な志を持った人間以外が増え始めるとまず初めに宣伝大会が始まりました。「私のこれを見てください!」「私の○○を手伝ってくれる方はいませんか?」まずはお前が普段どんなことをしていてどんな原点があり、どういう思いをそれにかけるのかを示せ、それすらないような人間が自分本位な欲求で会話の流れを止めるな、と怒りを感じました。彼らのことを私は「クレクレマン」、そう呼んでいます。クレクレマンが増えると同時にラボの発言量も日に日に減っていきました。ボイスチャットには新しい人は現れなくなり、メンバーの固定化が起こりました。

まあだからと言って私のやりたい事には関係ありません。私は自分のことは自分で行い、そして作業の合間や息抜きにラボを活用しました。どうしても仕事柄部屋に引きこもりがちなので人と会話出来るのはすごく嬉しかったのです。

ここからは正直細かいところ覚えていません😅
代わり映えのない日々が続きましたから。色々とラボの改善点を挙げたり私こういうことできますよ手伝いましょうか?などと家入さんに直接言っていたらラボの運営の方に運営に引き入れてもらい、そこで先程後回しにしたラボの質が分かります。私は運営に入ってまず承認作業というものを行いました。ラボに入りたいと申請を送ってきた人の年齢やツイッターアカウントをチェックして招待コードをDMで送ります。といってもチェックで落とすことは基本的に無く、年齢さえ確認できれば誰でも入ることが出来る、というのがその時の実態でした。志望理由を見てみると、なんかかっこいいから起業してみたい、家入さんに会ってみたい、すごい人と知り合いになりたい、ラボに入ったら何か見つかるかもしれない、そんな人が五万といました。(言い回しですよ、5万人もいたわけではありません笑)
ため息が出ました。まあやる気のある子はまだいいです、しかしこれはちょっとなあ…

実際ラボのメンバーの質も落ちていきました。アフィリエイトや情報商材で稼ぐ者、グッズ転売という倫理に反した方法で稼ぐ者、正直ネットビジネスを名乗ってもらいたくないと思いました。一番酷いのだと経歴詐称して起業家を騙り、クラウドファンディングを始めた者までいました。更に起業家に憧れる中高生や起業家という肩書きに鼻を高くしてドヤ顔で経営者を名乗る中高生。
ここで立場をはっきりさせておきますが、私は個人事業主なので経営者という立場にあたります。しかし経営者という肩書きは何も立派でないと思うのです。それならサラリーマンだって同じように働いているのだから立派だろうと。何が腹立つって彼ら決まった賃金で働くサラリーマンはダサい、みたいな目線をもってるんですよね。

おっと、なんだか話が逸れてきました。この後に出来たのがイベントチームですね。最初はいいと思いました、最初は。なぜ最初はと限定するかというと彼らのお金に対する考えが甘かったからです。人様のお金を扱うということに対しての責任が感じられない。報連相がなってない、等などこれはビジネスと言うよりは高校の文化祭の延長だなあと思いました。余りにも酷すぎる事があったのでその時私は該当者たちを名指しで注意した後「改善点」と「改善案」を挙げました。するとなんということでしょう。「人の批判をするのはやさしくない」と言われたのです。「甘やかし」と「やさしさ」は違うよということは何度も言っているのに伝わらないんだな、とガッカリしました。人のお金を扱う以上年齢なんて関係ないし子供だから、という言い訳、妥協は一切許されないと私は思うんですよね。

まあこうした積み重なるストレスがあり、私はラボの運営だけでなくラボ自体を抜けました。「やさしい」という単語を武器として扱いお互いが牽制に使うような世界はつまらないなあという感想です。やさしくないというレッテルを貼られるのが怖くて言いたいことも言えない、そんな環境なら俺は抜けてしまおうと、そういうことです。

これだけ言ってると私がただ批判ばかりして何もしない人だと誤解を産んでしまうかもしれないので、やったこともさらっと書きますね。①スカウト(ラボに人が来たくなるようにすごい人を声掛けてラボでの発言を促しました)、②オフラインミーティング(ラボのメンバーとコミュニケーションを図るために足を動かしました)、③相談所(ラボについて分からないことや改善要求などの窓口として存在してたと思います、カスタマーセンターですね)、④承認作業、等などです。

まとめると
・言うほど起業家がいない
・起業に憧れる子供(中学~大学生)が多い
・やさしいの意味を履き違えているものが多い
・自分本位な人間が多い

とまあこんなところです。

最後になりますが、ラボを立ち上げた家入さんや運営の方々、CAMPFIRE職員を初めとする関係者各位の皆さん。私はラボを抜けますがおかげさまでこの3ヶ月間でたくさんの面白い人と出会うことができました。本当に感謝しています、ラボは抜けますが今後ともラボで知り合った方々とは仲良くしていきたいと思っていますしメンターの方々もどこかでお世話になる機会がございましたらその時はどうぞよろしくお願いします。

また勝手ではありますが、ラボがアップデートを重ね意識の高いビジネスの場として活用できるようになったらその時にはまた遊びに行きたいと思います。

思いをただただ連ねたため文章としてはグダグダになってしまいましたがここまで読んでくれた皆さんにもお礼を述べたいと思います。お付き合い頂き本当にありがとうございました。

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