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京大周辺の飲食店おすすめ5選

お出かけしたときに「地名+飲食店」で検索して出てくる絶妙に見にくくて使いにくいwebサイトみたいな名前をしていますが,中身までそうならないように頑張ります。

①ひらがな館【洋食】

北部構内の北側出て目の前にあるレストラン。有名どころだが,北部に縁のない人は案外行かないらしい。
メニューはハンバーグチキンミンチカツの3本柱。どれも見るからに手が込んでいる。

インディアンバーグ(サラダ・ライス・みそ汁付き)900yen
あっさりチキンカツ 850yen
雪見ミンチ 900yen

個人的には,あっさりチキンカツや雪見ミンチなど,和風の味付けのメニューをおすすめしたい。というのも,タレのクオリティが非常に高いのだ。ダシの旨味が効いていて,それでいて洋食の素材との相性抜群。グラスに注いで飲みたくなる魔法のタレである。

1つだけ,自分と異なるジェンダー観をもつ人とこの店に行く際は注意が必要。理由は行けば分かる。

②イカヅチうどん【うどん】

夏の暑い日,ダラダラ汗をかきながら銀閣寺道へ向けて今出川通りの坂を上ると,行列のその先に絶品のうどんが待っていた…!

かしわ天おろしぶっかけ~生姜ジュレ~ レギュラー 940yen

いや,美しすぎないか。盛り付けが美しいだけでなく,麺1本1本が文字通り光り輝いている。
麺を口に運ぶと,その歯ごたえに驚く。硬いと言えば硬いのだが,嫌な硬さではない。後を引く硬さである。
気になっていたかしわ天にいよいよ手を伸ばす。つゆがかかっても失われないサクサク感と,その中に秘められたジューシーな鶏肉。至高。

イカヅチうどん+かしわ天2ヶ 880yen

もちろん温かいメニューもたくさんある(というかそっちがメイン?)ので年中通しておススメしたいお店。ただ,美味しさの代償として並ぶことが多く提供にも時間がかかるので,昼休みの時間内に行こうとするのは無謀かも。

③サコ、ブーン【和食】

名前からは想像もつかない家庭的な和食屋さん。ハイライトの並びにあり,看板も目立つので分かりやすい。
このお店の魅力は,実家のような安心感。町屋風の横開きのドアを開けると,明るくて優しいおばちゃんが迎えてくれる。

見た目も味も懐かしい

定食を頼むと最初に出てくるのは3品の小鉢。どれも美味しいのは言うまでもないが,どこか懐かしい味付けで,メンタル弱ってるときに食べたら泣くよこれは。

とり天定食 850yen

こちらが定食完全版。お皿が完全に実家なのよ。
飾らない美味しさで,心も落ち着くし晴れやかになる良いお店。

④タンブリーノ【イタリアン】

百万遍と出町柳の間の今出川通り沿いのお店。イタリアンといっても庶民的で入りやすい。

茄子のトマトソース 700yen

普通のパスタもあるのだが,ちょっとびっくりするのがこちら。

つけ麺か???

いろいろツッコみたくなるのを抑えて解説すると,こちらは「煮込みハンバーグつけパスタ」という料理。980yenと少々お高め。つけ汁(?)はデミグラスソースっぽい味で,本当にハンバーグが入ってる。給食のソフト麺みたいに見えるがそんなことはなく,麺はちゃんとほぐれてつけ汁(??)と絡んで美味しい。

美味しいのにあんまりお客さんがいないことが多いのでぜひ

⑤ビンタン食堂【アジア料理】

今出川通り沿い,農学部前から徒歩3分ぐらいのところにある,いかにもアジアンチックな雰囲気のお店。好きな人はマジで好きなやつ。

これはナシゴレン
こっちはミーゴレン 手前の赤いソースがほどよい辛さで絶品

東南アジアの定番料理がだいたい揃っていて,数回行ったぐらいでは全然飽きない。
味付けは甘めで,香辛料とかパクチーが苦手な人でも全然いけるはず。逆に辛いのが好きな人向けのソースやメニューもあるので,物足りないってこともないはず。完璧やん。

お酒もいろいろあるらしいので今度は夜に行ってみたいな。

あとがき モンパン食堂の話

実は当初,4軒目として「モンパン食堂」というお店を紹介しようと考えていたのですが,2月に店主が逝去され,お店自体も1月からずっと休業中であることを知りました。
まさに「知る人ぞ知る店」という感じで,僕自身も2回ほど訪れたきりでした。店員さんもお客さんも独特な方が多く,どんな人でも受け入れてくれそうな温かい雰囲気があったのをよく覚えています。
和食から聞いたことのないモンゴル料理まで,メニュー数が非常に多く,店員さんが「作れるものならなんでも作るよ」とおっしゃっていたのが印象的でした。
モンパンはモンゴルの遊牧民のパンだ,と聞いたような気がします。未知との遭遇に慣れていなかった僕は,1度もモンパンを食べていません。今なら食べられるような気がしますが,もう叶わないかもしれません。本当に悔やまれます。

また食べたいね,いつか行こう――それが叶わないこともあるのだというある意味当たり前の事実を,改めて突きつけられています。

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