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1200年以上続く岳温泉の歴史を守ってきた湯守文化を伝えるプロジェクトがスタート

お手伝いしている新しいクラウドファンディングのプロジェクトが昨晩オープンしました。

二本松市の岳温泉は、源泉は安達太良山(あだたらさん)の山の中にあり、温泉街と源泉の間は8kmも離れています。

麓の温泉街に温泉を安定して供給するために、湯守(ゆもり)という仕事が存在します。湯守の仕事は「湯花(ゆばな)流し」。

岳温泉の源泉は硫黄をはじめとする温泉成分が濃く、放っておくと源泉から温泉街まで引いている湯管が詰り、温泉街に湯が届かなくなってしまうため、1週間に1度は必ず、湯管内の湯花を落とす必要があります。この作業を湯花流しと呼びます。

温泉を温泉地に安定供給するため、太陽が照り付ける炎天下の夏も、雪に覆われ吹雪に見舞われる冬も、湯守は、安達太良山へ登り続けます。

写真は、真冬に歩いて湯花流しに向かう湯守の姿です。(これを毎週やります)

このプロジェクトは、岳温泉の湯守文化を次の世代へ伝えるためのプロジェクトです。

1200年を超える歴史の間に山津波、戊辰戦争、火災、東日本大震災と4度の災害を超えてきた岳温泉。今はコロナという5度目の災害と直面していますが、この局面を乗り越え、ぜひ、次の世代に湯守文化を伝えていければと思います!

ページで岳温泉の皆さんの想いが伝わる動画も公開されておりますので、ぜひご覧ください。


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