まぼろし……

思潮社の現代詩文庫（詩人の詩と文章を、いくつかの本などから集めている）、第144巻『続・那珂太郎詩集』（1996）の詩「はかた」（詩集『はかた　1965～73』青土社、1975から。この詩集の〈全篇〉が、この現代詩文庫で読める）に、「いちめんのなのはな　はすべてまぼろし……」（21ページ）という1行があり、この現代詩文庫の、詩「はかた」の次にある「はかた自注」（随筆集『はかた幻像』小沢書店、1986から）に、この1行について「＊いちめんのなのはな　山村暮鳥「風景」。」（27ページ）。思潮社の現代詩文庫に「続」があり、そして、その前にあった現代詩文庫、第16巻『那珂太郎詩集』（1968）に、詩集『音楽』（思潮社、1965）の〈全篇〉など。（現代詩文庫2冊は、ここにある。他の本ができた年は、現代詩文庫に書いてある数字を書いている）