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象のようなもの、魚のようなもの

イアン・ターピン/新関公子訳『エルンスト』(西村書店、「アート・ライブラリー」の1冊、1994)の最初の文章「エルンスト」の10ページに、「絵のなかには,何らかの効果をあげるために,空に漂っているものがある」。たとえば「《セレベス》では,数匹の魚を空に泳がせて,空と海とを混同させている」。この絵(象のようなものがいる)は、この本の「図版7」(45ページ)であって、文章を読んで、見ると、たしかに空に、緑色の魚のようなものたち(この文章を読まなければ、私は、気づかなかった)

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