とても透明ナマズ

日本詩人全集『村野四郎 安西冬衛 北川冬彦』(新潮社、1968)の、村野四郎の魚。〔 〕ルビ、数字はページ
「海岸で僕は
木に干された敢〔あえ〕ない章魚〔たこ〕を知っている」26
公園でタヌキを見ている、テレビの群れのようなキラキラのエナガ。動物と木
「魚における虚無」50
ピアノがひろがって布のように、あれば、象というもの、動物。なまこ
「さんたんたる鮟鱇〔あんこう〕」65
コウモリを、金属のアオサギであると思ってペンギンが見ているツバメつばめ
「もう 鮟鱇はどこにも無い
惨劇は終っている」66
乾燥しているイカを見ながら、これはアコーディオンですか
「青春の魚」71
いくつかの種類の醤油と、板、虫、その飴と、南極があるアザラシ。クラリネット
「あなたは魚ではなかった」71
ウニ ウニ ウニ。
「永劫〔えいごう〕のかなたから
小さいこえで「魚よ」と呼ばれる
その偏平な形は
いったい何か」71
バッタは水族館に行きながら、そしてフラミンゴをテレビのように見ている蛾
「さかなの骨とか腸詰の尻とか」72
楽器を作っている金属をカチカチ叩くロボット。屋根には緑色
「ときどき底ふかく
小さい魚の影たちが
すばやく流れをさかのぼる河」94
ピラニアを見て水槽と金魚鉢のシーラカンスであると、歌っているスズメダイ科の魚
「丁度〔ちようど〕その頃、私は山崎泰雄と詩の雑誌「旗魚」を出していました。」111
電気ウナギ。サカサナマズ、それから、いろいろなイルカ、おうぎはくじら
「私は「旗魚」を出しながら、」111
カジキ座という星座があり、(南の星座だ)みなみのうお座、とても透明ナマズ

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