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あおざかな

牧野信司・松井佳一『標準原色図鑑全集17 熱帯魚・金魚』(保育社、1970)のコロソマは、写真が「PLATE 19」(幼魚の写真と成魚の写真)。解説の文が37ページ。いにしえの印刷の文字が、遠い、うれしい科学だ(宇宙に行けるのではないだろうか)、「Colossoma〔イタリック〕は”大きな体”の意。」「ピラニアの近縁種で体形も類似している。」「ブラック・ピラニアに類似」しているそうで、しかし、口と歯は、ピラニアとは違っている。なんでもよく食べるそうで「ドジョウ・キンギョ・クチボソ・オタマジャクシ・水草からソーセージ」。クチボソは魚だ、ソーセージに水草を巻くこともありえるロールキャベツのようなもの。そして「コロソマが初めて日本に輸入されたのは1959年ごろであり,そのときは4~5㎝」、「写真1.」はその少し後で、「写真2.」は大きくなった魚、1970年には「約60㎝もあるが,まだ成長しそうな勢い」。そしてコロソマは「飼育者をよくおぼえて,顔をみるとすぐに寄ってきたり,とびあがって餌(えさ)を指からとったりするようになる。」小学校(1980年代)の図書室に、函から出した、青い表紙の標準原色図鑑全集が並んでいた。青魚(魚の図鑑だけではないのだが)

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