「うれしさうにわらつてゐる」

北村太郎が日本経済新聞に連載していた、詩・短歌・俳句の引用のあるコラムを、1冊にした北村太郎『うたの言葉』(小沢書店、1986)。「あとがき」(248~249ページ)に「わたくしが大量の言葉のなかから選んだのは、格別うつくしくも鋭くもないかも知れない。しかし、多少であれこちらに沈黙を強いる言葉であった。」そして1つのコラム「まぶしさうに」(21~22ページ)に「たくさんの人が集まると、なんであんなに異様な雰囲気がかもしだされるのだろう。」そして、山村暮鳥の詩「朝」の全行を引用している。「うれしさうにわらつてゐる」という1行もある

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