どこにも奇妙なものはない

末廣恭雄『カラー歳時記 魚』(保育社、〈カラーブックス〉、1977)、ホウボウ、91ページ
「漢字で魴鮄と書き、」
窓が、動物と、ウニである。銀
「胸びれは裏面が玉虫色をしており、三本の軟条が変形して歩脚になっている。」
板を、ロボットが宇宙から来ながら(ケーキが歌っているだろう)砂が、見るだろう。テレビは野球と呼ばれます
「そしてホウボウは、この脚を用いて海底を歩行する。」
飴を、ガラス(イグアナではない)が、魚を思い出す象のように、畳の上で見ている鶴。
「ホウボウはその鰾〔ルビ うきぶくろ〕を伸縮させてグー グー トン トンといった奇妙な音を出す。」
奇妙なものは、どこにも、ありません
「背びれ,尾びれには赤いしまがある。」
昆布は喜んでいる壁だろうか(と、面が言う)

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