「なかなか美味。」ホウボウが言う

大野雑草子編『海の歳時記』(博友社、1998)の「ほうぼう[魴鮄]」250・251ページ
「鉤外すとき魴鮄の太く啼く  園部雨汀」
スポーツを、土。いい窓が、ゴムだ(ヴァイオリン言っているヴァイオリン)
「いかめしく魴鮄髭を反らしけり  皆川盤水」
そこで回転しているお菓子・お菓子、お菓子。お菓子と動物(お菓子と鳥)
「ぴくぴくと背鰭の動く魴鮄糶る  人見幾生」
ピアノと、テーブル。そこに宇宙から来る豆腐と、テレビ――
「魴鮄の美し過ぎる赤さにて  児玉輝代」
イグアナを、ペリカンのように銀色が(金魚のようだ)見ている・ピラニア
「魴鮄の鳴くや五彩の鰭張りて  沖崎青波」
野球はボールだろうなあ(テニス踊っている誰か。知っている昆虫と会います)
「怒りたる魴鮄の鰭恐ろしき  前岡京子」
三葉虫と始祖鳥、アイスクリームになりたい(それらになる)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?