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「きつねうどんの隠し味に驚いた!」的な。

「タルトといえば、しっとりふわふわのなかで黒い餡が渦巻いてる一六タルト。ううん渦潮の鳴門じゃなくて松山、四国の左上!いやいやそんなことより、かたいこんな→🥧サクサクした洋菓子じゃないよ!帰省土産にはマストな、どっちかといえば、多分『和菓子』🇯🇵 🤔 畳に正座して、仏壇の前で緑茶🍵のお供がきっとベスト!」というファクトは、愛媛で育った者の共通認識であることは疑いようがないかと思います。

好物の私は、一本いけます。

うまれ故郷を離れ、馬車馬のように街を日々を走り抜く刹那、激務の疲れからかふと甘いものを無性に欲して駆け込んだ不慣れなお洒落Caféで出てきた見慣れぬかたまりに、「姉ちゃん?懐かしくてタルト頼んだんだけど、オーダー間違ってるよ😤」とエセ関西弁を荒げて騒動になった愛媛出身者はいままで数知れないことでしょう。

さっき頂き物のパッケージを何気なく眺めていたら、なななんと「柚子味」などとわざわざ記してある!😲

一六タルト玄人からすると、まるでビールに「ちょっと苦いよ🤍」ってでっかく書いてあったり、お化け屋敷に入る前「大丈夫?びっくりするよ?」って前置きされるくらい、「そんなんゆわれんでも知っとるわ」感。

どうやら私のあずかり知らぬうちに、「甘夏みかん」「宇治抹茶」「塩レモン」なんてラインナップが登場しているようです。

「こんなんタルトちゃうやん」的な全国規模、いやワールドクラスなクレームに屈したとか、「いまどきはなにからなにまで懇切丁寧に、味もサイズもわかりやすく明記しないと売れないぜ令和」などの理由ではないと推測しました。

既出すぎですが、「現存する老舗ほど、実は時代にあわせて微妙にしっかり変化している」好例と捉えたいと思います。初めて食べて気に入ってくれた方が、「ほんのり柚子味や〜ん」と驚いてくれる楽しみが減りそうなのはやや残念です。

話それますが、きつねうどん発祥の店「うさみ亭マツバヤ」の、隠し味としての柚子はとても美味しかったです。

あらためて、なんしか自らの商売のヒントにしたい所存です。

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