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100年前から潜在意識を見ていた靈氣

龍神靈氣読本は、毎週月曜更新します。

「脳科学」という学問が日本で周知されて
ようやく40年くらい、メジャーになっては
まだ10数年ではなかろうか。
主に自己啓発系の、これまた主に詐欺ってる
皆様がいち早く注目した学問、それが脳科学。
個人的には、そんな印象である。
しかし、まだ脳科学という言葉も学問もない
時代に、この脳構造に注目していた人物がいた。
臼井靈氣開祖 臼井甕男氏。
もっとも臼井氏は脳ではなく、人間の癖に着目
し、
のちに脳科学が癖=脊髄反応として立証した。
無意識下での行動=脊髄反応=人間の癖という
図式が、この40年で科学的に証明されたのだ。
臼井靈氣は、生誕100年まであとわずかだから
100年近く前からこのことを知っていたことに 
なる。
臼井甕男氏は禅僧だった故、癖(へき)に目が
行ったのかもしれない。
これを臼井靈氣では性癖と呼び、この改善を
行う療法が奥伝と呼ばれる段階で用意されている。

しかし、これは簡単ではない。
性癖の改善にはまかり間違うと催眠に近い
エッセンスが含まれている。
その危惧や脆弱性を教授段階で伝えるが
実感として何割の生徒さんが理解している
のだろうと思う。
神奈川時代は、まあよく問題を起こされた。
他校からの転門生が多いうちの教室は靈氣に
性癖改善の技法があることを知らされていない
転門生も珍しくなく、一度入ってしまった
教育の上書きは、なかなか大変なときもある。
本人が変わりたい、と強く望まない限り
前の形に流れていく。
結局人間楽な方に行く、でも楽な方に
行ける間は本当には困っていないのだ。
もし生きるか死ぬかまで困れば、絶対
変わらざるを得ないわけだから。

一年前、この「生きるか死ぬか」を演出する
乱暴者と出会った。
この世は神様劇場とわかってはいるが、
それは神様がつくる台本だから無理がない。
人が神になり変わり作った台本は大概駄作で
悲劇的な結末しか産まないと相場は決まって
いる。
無理やり演者にされて舞台に上げた人たちに
謝れよ!と、いまでも本気で思う。
だが、そんなことがあり得ないこともよく
わかっている。
一度神になり変わろうとしたものはある意味
人間は辞めたわけで、人の言葉は聞こえは
しないだろうから。
神様劇場には、支配人とか、舞台監督とか
進行補佐とか、演出とかがきちんといる。
それが、正式な劇場であるならば、の話だが。
臼井甕男氏は、正式な劇場スタッフであるが
故に性癖改善法を知ることができたのだろう。
それを引き継いだわたしもまた、自分は正式な
劇場スタッフであると、信じたい。

舞台進行が円滑に行くように、裏方は最善を
尽くす。
この舞台は絶対に止めてはいけない。
伝統芸能お能のように、一度始まったら
千秋楽の謡が謡われるまで、是が非でも
止めてはいけないのだ。

日本に数えるほどしかいない故人の通訳。イタコでも口寄せでもなく三者面談風にお筆書きという自動書記を使い故人と遺された人をつなぎ明日を照らす活動をしています。サポートくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。