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龍神靈氣読本は、毎週月曜更新します。

臼井靈氣は、日本発祥の気療法です。
いまから100年前、京都鞍馬山にて禅僧により体得され世に広まりました。
開祖臼井甕男氏は、4年半の活動の後脳卒中により広島県呉市にて他界した、とされています。
その後、大日本帝国海軍元軍医の林忠次郎氏により海外に持ち出され、里帰りする形で戦後日本に入ってきます。
この間約50年あまり、臼井甕男氏のひろめた伝統式靈氣は死んだものとされ、さらに海外から入ってきた臼井靈氣はすでにその形を残してはいませんでした。
と、ここまでが、わたしがかつていた組織で受けた教育です。
この組織には8年在籍し、東日本大震災が起きる一月前に「あの師範は引退する」と無断で公表され、事実上破門される形で独立しました。
それから10年、18年目を迎える今年を臼井靈氣誕生の地京都で、開祖が開眼体得された叡電近くの街で迎えています。
上洛した2018年「龍神靈氣」を立ち上げ、伝統式靈氣に即した教授を開始。
この時点からわたしの臼井靈氣には師匠は居らず、独自研究と実践による、ある意味「我流」の靈氣となったわけです。

臼井靈氣の世界三代教祖とされる臼井甕男氏、林忠次郎氏、高田はわよ氏の功績を辿ると、実は全員が全員独自研究と実践に基づき教授していることがわかります。
その背景には第二次世界大戦という時代背景があり、この日本発祥の文化である臼井靈氣も、形を変えることでしか継承されませんでした。
開祖は禅僧であり、戦とは1番縁が遠い場所にいた方。
きっとその後の広がり方、伝わり方には、苦々しい想いとともに、見えない世界なりの関与をされていたのではないかと思ったりもします。

「靈氣時間」とは、伝統式靈氣に伝わるある技法を行った際に立ち上がる地軸のこと。
そこでは、まるで特殊な世界線の上を人が歩かされているかのように、不可思議な世界が広がります。
世にも奇妙な幸せな物語(タモさんは、でできません)。
この週末、神奈川からある一報が入り、この技法を久々に動かしました。
靈氣時間が立ち上がり、その世界線の中を歩き回った一日でした。
点が線になり、面になり、立体となる。
そして、不思議な現実が目の前に広がる。
普通では起きない「奇跡」と呼ばれる世界を体感する。
しかし、誰しもがそうはなれず。
選ばれた人だけが、その幸せの目撃者となれる。
そんな、不思議で幸せな一日が過ぎて、夕方電池が切れたみたいに1時間ほど眠りました。
眠っているうちに世界線をまたいだのか、いつもと同じ部屋で、でも1時間前とは別の世界線にいる自分が目を覚ましていました。
それが、伝統式靈氣の摩訶不思議。
今回一緒にそれを体験した生徒さまは、いままだその世界線の出口にいるあたりの時間。
お望みの世界や奇跡を余すことなく体験できたかな。

できていますように。

臼井靈氣は、世界で700万人以上が実践する日本発祥の氣療法です。
しかし、この伝統式靈氣について語り、教授できる師範は一握りしか存在していません。
臼井靈氣生誕100年まで、あとわずか。
わたしは、この「一握りの師範」を目指して、日々活動しています。
生徒さまの人生に、靈氣時間が立ち上がるように、と祈りながら。


日本に数えるほどしかいない故人の通訳。イタコでも口寄せでもなく三者面談風にお筆書きという自動書記を使い故人と遺された人をつなぎ明日を照らす活動をしています。サポートくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。