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【無料】ジンセイは一瞬〜口つけたワインは飲み干すことが大事〜

皆さんが今まで生きてきた時間の中で影響を受けた人はいらっしゃると思います。私も、多くの方々に影響を受けてきました。私自身、多くの方々に影響を受けてきたので自分ではリベラルだと思っています。もし、そう思っていない方がいたらごめんなさい。たぶん、後輩なんかは「いやいやいや、岡崎さんリベラルじゃねぇし!」と言っていると思います笑
そんな私に影響を与えてくれた方を一人紹介させていただきます。

開高健

私は、この人の本を18歳のときに初めて読み、そしてこの方に溺れました。圧倒的な語彙力、表現力、何か悲しい経験をきっとして来たんだろうと、若輩者の私にもわかる悲哀。後に、彼を調べるとベトナム戦争の最前線、つまり生と死の境目で取材していたジャーナリストだった。晩年は作家と共に世界中で釣りをして「オーパ、オーパ」と言っている釣り好きの作家のイメージだが、ジャーナリストとコピーライターが本業だったのです。
その彼が、残した一つの言葉で私は生き方の方針が決まったような気がします。そして、25歳で訪れた父親との別れで、生き方は決定的となりました。
生と死の境目を経験した彼と父、奇しくも同じ事を言っていたのです。

「人生は総じて短い。」

人生が長いと感じるか短いと感じるかは、人それぞれなのはわかっています。でも、死ぬ時に「あれをやっておきたかった」と思う事は、人生最後の「たられば」です。
そして、先人達は人生最後の「たられば」が一番の後悔である事を教えてくれているのです。
生と死の境目を経験した人が「人生は総じて短い」と教えてくれるなら、生き方が変わっても何も不思議ではないと思うのです。

開高さんの金言
「悠々として且つ急げ」
タイの諺に「毒蛇は急がない」という諺があるそうです。やりたい事はすぐに始めるべきだが急いでは失敗する確率が高まる。始める時はすぐに、始めたら慎重にという意味と解釈しています。
「悠々として」はまさにその通り余裕を持っていきなさいという意味、でも、急がないとダメだと。。開高さんは「人生は矛盾の上に成り立っている」とも言っていました。悠々として急がなければならない、まさに矛盾した生き方が大事なんだと思います。

「一度口をつけたワインは飲み干しなさい」
ワインを口につけた後、飲みきれなかったボトルにコルクを差し戻して後日飲んだとしても、それは酸化してしまっているワインのような飲みものです。
とことんまでやりなさい、人の言うことに左右されずにとことん!という意味と解釈しています。

「何かを得れば、何かを失う、そして何ものをも失わずに次のものを手に入れることはできない」
これは真実だと思います。しかし、SNSで繋がる時代、捨てるのには相当な勇気が必要ですよね。デジタルタトゥーとして永遠に残る可能性もある時代、勇気が試される時代でもあります。
私も、次の仕事のために今の仕事を活かしますが、委ねます。

人生は総じて短いのです。
みなさん、悠々とし過ぎていませんか?

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