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震度7は、国をも転覆させる破壊力〜すでに入っている「地震多震ゾーン」でやるべき議論〜

1月1日に、能登地方を大きな地震というか「巨大地震」が襲いました。元日から避難所生活を強いられている方は、心からお見舞い申し上げます。
東日本大震災を岩手県の内陸部で経験した私ですが、東日本大震災では建物の倒壊はほとんどありませんでした。新幹線の高架橋の柱が座屈する被害が一番大きかったと思います。ですが、津波によって多くの方が亡くなりました。私の知人も数名が帰らぬ人となってしまいました。
なので、元日のNHKを見ていてアナウンサーが必死に「逃げろ」と言っているのは本当にその通りです。防潮堤を建てようが、テクノロジーで自然災害をコントロールしようが、沿岸部にて生業を造っていらっしゃる方は、とにかく「逃げる」が鉄則です。東日本大震災で亡くなった私の知人は全員、消防団活動をしていて亡くなりました。水門を締めるという職務を全うしようとして命を落としたのです。とにかく逃げる。
幸い、災害時での救済は、日本はまだ先進国のような気がするので、命さえあれば再建できます。これから、確実におこる南海トラフ地震など大きな津波が想定される地震が発災したときには、とにかく逃げましょう。

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