見出し画像

ZEROTEN 2022を終えて。

ZEROTEN2022-TOKYO-
15日間の会期が無事に終了いたしました。

応援してくださった皆様
お買い上げのお客様
ご一緒できた作家のみなさま
ギャラリー龍屋さま

ほんとうにありがとうございます。


この度1位をいただくことができました。

ありがとうございました!

そして入賞された皆様…

この度は誠におめでとうございます!


今回はとにかくこれを痛感しました。

人生「運と縁とタイミング」

運も縁もタイミングも掴む為には
日々の努力やら人として普段からどうとか…

そんなことは言い出したら止まらないし
世間でもよく言われていますし
そこに至るまでに大事なこともあるけれど

とにかく

本当に「運と縁とタイミング」です。


今回のZEROTEN-TOKYO- 2022では

・作品の題材として人生の中でかなり大きな出来事があったこと
・そのエピソードが時期的にタイムリーだったこと
・開催地が東京であったこと
・Web投票というシステムがあること
 (あべゆりさんありがとうございます)
・自分の仕事と仕事の谷間であり時間を作って多く在廊できたこと
・一年目ということで皆が気にかけてくれたこと
・今年が応募資格として最後のチャンスだから

…など

とにかく全てが揃いに揃ったところに
更に皆様のたくさんの応援が加わって

1位という結果に奇跡的に繋がったのだと思います。

正直こわくてこわくてたまりません。
めちゃくちゃ嬉しいのにこわいです。
なのでTwitterの生配信スペースの受賞者コメントでは
しっかり話せたかどうかがわかりません。

私は長年オーディションを受け続けてきて
キャスティングで選ばれない限りは
全く仕事にならない世界の端っこにいます。

まれにお仕事は決まっているから
今日までこうして続けられていますが

落選のほうが圧倒的に多いのです。
だから慣れてはいけないけれど落選のほうが慣れています。

そういう経験をしていることもあり
コンペで順位や合格不合格がつくことについて
また少し新たに考える機会になりました。

お笑いでも演劇や音楽やスポーツでも
何かと競ったり順位をつけるイベントがあります。

スポーツの場合は競技によっては
明らかに点を取るものもあるので少し違うかもしれませんが
芸術や人の技などを選考する場合のことです。

「実力」はもちろん圧倒的なパワーを持ちます。

しかし人間の好みは大いに作用しますし
あとは今が一番煌めいて見えるかどうかとか
今後の展望が見えるかどうかなど
実力以外のことで決まることも世の中には多いです。


どんな場所でいつどんな状態で行われるものか
それもかなり関係してくると思います。

いっぱい落ちたり怒られたり貶されたり
相手にされなかったりしていても
出る場所や自分のやり方見方を変えると
状況が一変することだってあったりします。

全世界の全ての人が
生で見て選考した訳ではないのではないし
何を基準にそれを良しとしたのかはわからないから

私なりにですがオーディションやコンペには
「未知」と「希望」しかないのだと思います。


考えに考えたところ

こういうコンペや賞などは

挑戦の心を燃やし続ける「機会」や「きっかけ」になりうる為もので
自分の以外の違う風に触れるチャンスなのではないかと思います。

そして運と縁とタイミングで
今回のZEROTENが私にとって
とてもいい出会いだった。

のだと思いました。


今回ZEROTEN 2022に参加した私は
「いつもの展示」の雰囲気とは全く違う
異質な風を思い切り運んできた存在だったかもしれません。

私の参加の仕方として精一杯やったのがあの形でした。
なので「作品の力」以外のこともたくさん試行錯誤しました。

その感じを見ていてしんどいと感じた方もいらっしゃっただろうと思います。
私が逆の立場だったらかなり戸惑っていたと思いますし。

私は40歳といういい年齢なので
せっかくだからなるべく自分のことだけではなく
龍屋さんというクリーンなギャラリーに集う皆様の
一大イベントが大きく広まることも考えたいと思い

「ギャラリーって面白い場所だな」
「絵って色々感じられて楽しいね」
「家に飾ってみようかな」
「なんか…いい!」

と興味を持つ方が増えたらいいなという気持ちもありました。

作品と出会う為のギャラリーという空間には
その考え方は無邪気でいらんお節介かもしれない…

と、実は参加しながらも

自分自身の立ち振る舞いや見られ方については
悩んだりもしていたのですよ。


それで、結果が一位入賞なんですから。

恐ろしいですよ。

しかしそんな考えは

私のダメなところだったというか
いらない心配だったと反省をしました。


プロ意識を持ってやられている作家の皆さんは
そんなことを気にせずに純粋に私に

おめでとうと言ってくださるのです。


しかもそういうのって
心からかどうかって伝わるじゃないですか。

それぞれですでに活躍されてたり
良いも悪いも色んな経験をされているから

新人にもおめでとうと祝福をくださったり
展示を盛り上げてくれてありがとうとか
なんなら一位のプレッシャーあるでしょう?と
気遣ってくれた方までいらっしゃるのです。

でしゃばったかしら?なんて気にしすぎてた
自分の考えが恥ずかしいというか申し訳なくなりました。

私が多分最年長での参加だったのですが
年齢とか関係なくプロで誇りをもってる方々に
祝福の言葉をいただけたことを
これからも絶対に大切にしたいと思います^ ^

そして講評の時に龍屋さんも

やる気とか勢いとか上達したこともちゃんと
含んでの順位だからとお言葉をくださったので

次もそう感じてもらえるように
作品と向き合う自分でいようと思います。

とにかく全力で展示に参加し
全力で楽しませてもらいました!

皆様、本当に有難うございます!


技術や年数はまだまだこれからですが
本気で心が動いた時の喜びや安堵や希望を
小さなキャンバスに込めて良かったです。


今後も引き続きなんにでもたくさんたくさん
心を動かしていきたいと思います。
そして8月のZEROTEN SQUAREに向けても
頑張って取り組みたいです。



これからもよろしくお願いします。


ZEROTEN-TOKYO-2022

1位 No.5 緒方ちか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?