ネイティブアメリカンの聖なる儀式に参加して、人生のエッセンスを垣間見た
― あの夜、僕は清里の森の中、
真っ赤に燃え盛る溶岩以外何も見えない暗闇で、兄姉たちと手を繋ぎ、汗と涙を流しながらワカン・タンカに祈りを捧げていた。
過去の失敗も栄光も、未来への不安も期待も、頭にはなかった。
ただ、あの瞬間を生きていた。
1.はじめに昨年、Human Potential Labがプロデュースする、ネイティブアメリカンの聖なる儀式「スウェットロッジ」の合宿へ参加した。
別名、「子宮回帰」と呼ばれるこの儀式で、この世に生まれ直したとも言えるほど、圧倒的に濃