へぼ侍 感想(ネタバレあり)
文庫本の背表紙に、本のあらすじが書いてあると思うのですが、以下のようにも読めると思います。
いわゆる中産階級の子として産まれた私は、長い不況により家が貧乏になり、非正規で働かざるをえなかった。
正しく転職が叶えば所得も増え、将来に希望が持てると考えた私は、意気込んで転職市場に参入することに。
しかし私を待っていたのは、他でもない現実だった。
本作の主人公である錬一郎は、物語の途中で幸運にも志を持つことが出来、立身出世が叶います。どのように出世したのかではなく、錬一郎が志を